
ダブルス優勝もシングルスでは課題を残す/関東学生選手権
ダブルス決勝の時、思わず笑顔がこぼれる松渕主将代行。「最後の関東学生選手権、今まで以上の結果を残したかった」と語っていたことからも、この時の笑顔は今まで以上の結果を残せたことに対する喜びであった。明大同士ということもあり接戦であった今試合。最終セット、松渕・根田ペアはいいレシーブをするも次の球をミスするといった悪循環に陥り悪い流れを断ち切ることができず、神・平野ペアに優勝を譲ってしまった。「松渕さんと出る関東学生は最後だったので良い成績を残したかった。練習の時より競っていたし、どうせなら勝ちたかった」(根田)と悔しさを見せていたが、「結果に関しては納得している。全日学では優勝を目標にやっていきたい」(松渕主将代行)とすでに次の戦いを見据えていた。
シングルスでは明大は多くの外シード(初戦には参加せずに途中から参加でき、なおかつ実力者がもらえる権利)を獲得しておきながら、ランク入りを果たした選手が2名とあまりいい結果とは言い難い。そんな中、桑田は内シード(初戦には参加せず途中から参加できる権利)から確実に勝ち星を積み重ね見事ベスト8に輝いた。「桑田の持てる力は出し切れた」と高山監督も満足の内容であった。さらに、他のルーキーが負けていく中、神はランク入りを果たした。本人にとってはふがいない成績ではあっただろうが、次の試合へつなげてほしい。
今回の関東学生選手権、今年度の春季リーグ優勝、新人戦単複制覇という結果に比べると満足のいくものではなかったが、高山監督は「負けて学ぶこともある。この反省をインカレ、全日学に生かしてほしい。特に1年は本来の力を発揮できればもっと上に行けるはず。それに伸びしろもまだまだある。精神面がまだまだ高校生で崩れるのが早い。ここの成長に期待」とルーキーのこれからの活躍を楽しみにしている。
次の大会はグランドスラムのかかったインカレ。今回の反省を生かしてインカレで優勝し、グランドスラムに王手をかけて欲しい。
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