
立命大に力負け…ベスト8に終わる/全日本大学王座決定戦
<東農大生物産業学部戦>
真夏のような強い日差しの下で迎えた初戦。相手は格下の東農大生物産業学部だったが、「点が取れないので接戦になるかもしれない」(松山・理工4)と調整の段階からやや不安を残しての戦いだった。しかし結果は5得点を決め圧勝。2回戦へ順調に駒を進めた。
試合は序盤から本学のペースで進んだ。前半8分、PC(ペナルティコーナー)から岡崎(理工1)が押しこみ幸先良く先制点を奪う。「早いうちに点を取れていい流れに持ち込めた」(吉仲主将・法4)と終始ボールを支配し続け、前半だけで4得点。守備陣も前線からのプレスでボールを奪い決定的なチャンスを相手につくらせなかった。
しかし後半、スタメンの選手を入れ替えたことで「誰がどこにいるのかがよく伝わってなかった」(吉仲主将)と徐々にリズムが狂い始める。さらに熱さによる疲れからかミスも目立つようになり東農大生物産業学部にゴール前まで攻め込まれる場面も。しかし途中出場のGK飯塚(文3)が好セーブを連発し、無失点で切り抜けた。攻撃陣は1点にとどまったが、前半のリードを全員で守り切り5-0で圧勝。この結果、前回大会王者の立命大との対戦が決まった。
<立命大戦>
前半からディフェンス重視の戦い方は徹底していた。相手に攻め込まれてもボールを奪えば大きくクリア。ひたすら前線へボールを送り、ワンチャンスを待った。吉仲主将は「まともにやっても勝てない。いろいろフォーメーションも変えて練習してきた」。普段と違う戦い方で、前半は0―0で終えた。
しかし、疲れが見え始めた後半15分にPCから失点すると、後半17分には再びPCから2点目を献上。攻めるしかなくなった明治は、後半24分にPCから安部(商1)がゴールを決めたが、その7分後には立命大に追加点を許し1―3。そのまま試合終了となった。
立命大とは昨年のこの大会でも対戦し、0―5で敗れていた。昨年に比べ点差こそ縮まったものの、「パスは速いし、ディフェンスも低い。力の差を感じた」(若槻・商4)。立命大はPCの精度も高く、3点はすべてPCからのもの。試合のポイントとなる場面で、しっかりと決めてきた。
今年の4年生は1、2年次から試合に出場し、全員がチームの中心選手だ。だが今大会のように連戦をこなす中で、サブメンバーの力は不可欠。「サブメンバーが試合に出たときの力の差が大き過ぎる」と吉仲主将。戦力の底上げが課題になる。8月下旬の東日本インカレなどで実戦経験を積み、秋からのシーズンにつなげたいところだ。
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