
慶大相手に2ケタ得点、新チーム初戦を圧勝で飾る/まけるな日本 チャリティーゲーム
昨年、関東大学選手権とインカレの2冠を達成した本学。今季初戦の相手は現在2部に所属する慶大だ。格下とはいえ昨季の関東大学リーグ戦では苦杯をなめた相手だけに油断はできない。しかし「びっくりした。この時期にしては素晴らしい試合だった」(角橋部門主将・政経4)というように大量12得点で慶大に圧勝。新チームとして上々の滑り出しを見せた。
第1ピリオド序盤から攻勢に出ていき、試合のリズムをつかんだ本学は開始3分46秒、小原、奥平とつなぎ、最後は金が冷静に流し込み先制点を挙げる。その後もいい時間帯に追加点を挙げ、早々に3点のリードを奪う。しかし終盤、ペナルティにより3on5の状況をつくってしまいピンチを招くが、GK加藤(営・4)のスーパーセーブやディフェンス陣の踏ん張りもあり無失点で第1ピリオドを終えた。
続く第2ピリオドは両チーム共にペナルティが目立ち、あらゆる所で小競り合いが起こるなど、荒れた展開になる。だが「去年までなら相手に合わせてしまっていたが、今年はうまく抑えられた」(奥平)と言うように、自分たちのペースを崩さず、着実に追加点を挙げた本学。中盤に失点を許すが、小原の2得点を含む一挙5点をこのピリオドだけで奪い、試合を決定づけた。
第3ピリオドには佐々木の大学初ゴールが決まるなど、最後まで攻撃の手を緩めずに戦った本学。「新チーム初戦としては良かった。大量点を取っても浮足立たずに集中してできた」(本野)、「今日は100点中80点。良く足も動いていたと思う」(角橋部門主将)と言うように、多くの収穫があった。だが「パワープレーで決め切れなかったし、パスワークもまだまだ練習が足りない。ペナルティも多過ぎた」(金)、「1年生は練習でのプレーが出せていない」(角橋部門主将)と実戦の場でしか出てこない課題も多くあり、圧勝にも選手たちから満足した様子は見受けられなかった。
26日に控える法大戦は、「秋のリーグ戦でも当たる相手だし、しっかりとここで叩いておきたい」(奥平)と数少ない試合で昨年2冠の強さを見せつけるためにも、またチーム作りのためにも重要な一戦である。昨年逃した秋の関東大学リーグ戦、また2連覇の懸かるインカレ制覇が目標となる今季。王者としての真価が問われるシーズンが今、始まった。
関連記事
RELATED ENTRIES