早大を下し3連覇/関東学生争覇戦

2013.09.18
 強豪・日大が1回戦で敗れ、波乱の展開となった今大会。本学は実力を発揮し大会3連覇を成し遂げた。

 全く危なげなく優勝を飾った。初戦の専大戦の西脇(政経3)と明陽を除いては、目立った減点はなく専大戦、立大戦共に4-1と快勝。早大を迎え撃つ決勝戦でも3人で決着を付け、優勝を勝ち取った。また、3試合全てで勝ち点を挙げた佐藤は最優秀選手に選ばれた。

 関東インカレに向け景気づけの快勝だ。「モチベーションが上がった。(関東インカレは)絶対に負けられない」(佐藤)とこの勝利が部員たちを鼓舞した。日大の5位という結果についても「それよりも、自分たちの課題を直すことの方が大事」(佐藤)、「勝ったことは良かったが、当然と言えば当然。それよりも収穫になったのは新たな課題が見つかったこと」(吉田(学)主将・政経4)と言うように今月23日から始まる大一番に向け、準備にぬかりはない。

 その視線の先には既にかつて18連覇していた関東インカレがある。そして自信と不安が表裏を成している。吉田(学)主将は「勝てる材料はそろっている。あとはそれぞれが出せるかどうか。出せば簡単に勝てる」と自信をのぞかせた。一方で、作田監督は「日大と(実力が)拮抗(きっこう)している。総合馬の年齢が高く心配」と世代交代が上手く進まず、高齢化が進んだ総合馬への懸念を示した。

 OBの助言も大きなものをもたらしている。現在、福島大輔選手(平12農卒)が部員の指導にあたっている。「福島さんが欠点をあらわにしてくれた」と佐藤。作田監督も「(選手も)すぐに対応できるくらいのレベルに達している」と馬術界トップレベルのOBの助言で日々成長する部員に目を細めた。部員、OBが一丸となって歩みを進める。