佐藤と吉田(賢)がダブル表彰台も、次戦へ課題残す/全日本ヤング総合大会2011

2013.09.18
 部として今季7戦目となる今大会。ヤングライダー選手権競技に、明大からは吉田(学)主将と明輪、佐藤と明政、吉田(賢)と明望、西脇と明州、古賀と明菓の5選手、5ペアが出場した。

 結果は佐藤と明政のペアが2位、吉田(賢)と明望のペアが3位でそれぞれ表彰台に上り、吉田(学)と明輪のペアは5位入賞を果たした。西脇と明州、古賀と明菓の3年生ペア2組は、残念ながら失権に終わった。優勝したのは、上原(日大)と桜鶴のペアであった。

 最終日は雨の中での戦いだった。厳しいコンディションの中での競技を強いられたが、余力審査は全員減点0で切り抜けた。しかし、2日目のクロスカントリーでの走行タイムや障害の減点、そして何より初日の馬場での得点差が結局最後まで響き、優勝を逃した。
 
 それでも、「馬場が課題。次回の得点率は60後半を目指す」(佐藤)「絶好調ではなく常に好調を維持し、コンディションのむらを無くす」(吉田(学)主将)など、選手たちは試合を冷静に分析し、次を見据えている。

 同時に今回の大会では、馬の世代交代の必要性を感じたとも監督は語った。今いる主戦馬を活かしつつ、連戦の試合でも余力が残る若くて元気な馬をうまく育成できるかがカギを握ることになりそうだ。
 今大会、表彰台独占はかなわなかったものの、各ペア、そしてチーム全体としての課題も見つかり、次につながる大会になった。今月末には関東学生馬術三大大会があり、来月には全日本ジュニア馬場馬術大会も控える。今回、改めて重要さを認識した馬場を中心に、これからさらに練習の質を高め、コンディションを整えていけば、「馬場の明治」復活の日もそう遠くはないはずだ。

 そしてその先に、全日本インカレ18連覇という大きな目標が待っている。