青学大に勝利、6位に浮上/関東大学1部リーグ戦
前回ようやく今季の初得点を決め、自信を取り戻した本学。試合開始から前へ、前へとパスをつないでいく。試合が動いたのは前半23分。ドリブルで前線に上がってきた矢田(法2)がゴール前にいた梅内にセンタリング。梅内がヘッドで押し込んだボールはゴールに収まり先制点は明大へ。「最近調子はいい」(梅内)と自身2試合連続となるゴールでチームに勢いをつける。さらに37分ペナルティエリア手前でボールを受けた三田(政経3)。パスでつなぐかと思われたが、自らゴールを狙う。左足で放ったミドルシュートは相手GKの手に触れるも、「ようやく得点を決めれてほっとした」(三田)と見事にゴールネットを揺らし2点目となった。攻めに攻めた明大が2点のリードで前半を終える。
後半、3点目を奪いたい明大はFWの阪野(商3)にボールを集め、ゴールを狙いにいく。11分、右サイドの梅内からパスを受けた阪野が、ゴール前で相手GKと1対1の状態。絶好のチャンスだったがGKにはじかれ得点とはならず、惜しいシーンだった。攻撃を仕掛けながらも、なかなか点に結びつかない。そして時間が経つにつれ、流れは徐々に青学大へと傾き始める。度々ピンチを迎えるもGK高木(文4)、DF丸山(法4)ら守備陣の体を張ったプレーでゴールを許さない。しかし後半ロスタイム、わずかなすきを突かれ、青学大がヘディングでシュートを決める。このゴールと同時に終了のホイッスル。油断したのか最後の最後にもったいない失点をしてしまった。
後半は集中力が切れたのか厳しいゲーム展開だったが、何とか前半のリードを守り切りリーグ戦2連勝とした。今年は最下位からのスタートとなったリーグ戦もようやく6位に浮上。まだまだ課題や発展途上の部分はあるものの、復調の兆しが見えてきた。
試合後のコメント
神川監督
「前半は守備も攻撃も良かった。最後の失点に象徴されるように後半はだめ。気持ちが感じられない。雨だからと言って、普段通りのプレーができないのは技術がないのと一緒。(次は総理大臣杯予選の法大戦だが)予選通過することしか考えていない。とにかく(本戦への)切符を取れるようにしたい」。
宮阪主将
「前半すごくいいかたちで点が取れた。でも後半は相手ペースになってしまい、最後失点もして甘さが出た。(収穫は)2試合連続で点が取れてること。 (課題は)今日失点してしまったけど最後まで守りきることと追加点を取ること。一人一人激しくディフェンスしないと今日みたいに点を取られてしまう。次は総理大臣杯予選の法大戦。総理大臣杯に出場するために何ができるかしっかり考えてやりたい。予選もリーグ戦もと試合が続くけどチーム一丸となってやっていきたい」。
三田
「連勝できてよかった。今季初ゴールを決められてほっとした。後半はチャンスがあったのに決めるところで決められなかったのが反省点。縦の攻撃でホールを支配できるようにしたい。(総理大臣杯予選に向けて)法大とは厳しい試合になると思うけどしっかり勝ちたい」。
梅内
「勝ててよかった。自分は2試合連続で点が取れたし、調子はいい。雨の影響はでピッチがいい感じにすべるのでやりやすかった。(後半が良くなかった原因は)2-0で勝ってて油断していた。自分たちの甘い部分が出たと思う。いらない失点をしてしまった。(自身の課題は)点は取れたけど他のプレーはまだまだ。もっとチームに貢献していきたい。(総理大臣杯の向けて)まず予選で法大に勝って、全国に行きたい」。
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