駒大相手に3得点、今季初勝利/関東大学1部リーグ戦
前節の敗戦から気持ちを切り替えていた明大はスタートから集中していた。明大ペースで試合が進み、迎えた前半8分、攻め込んだ三田(政経3)が放ったシュートはキーパーに弾かれるが、そのボールを梅内(政経2)がヘッドで押し込みゴール。選手からは喜びとともに、安堵(あんど)の表情がうかがえた。勢いに乗った明大はその後も前へとパスをつなぎ、前半16分、左からのスピードのあるセンタリングに阪野(商3)が力強くヘッドで合わせゴール。前半30分ころから降り出した大雨に苦戦する場面もあったが、2点リードで前半を終える。
後半に入っても雨風が激しく、両チームともなかなかパスがつながらない。しかし、明大は声だけは絶やさず連携をとっていた。後半15分、矢田(法2)がファールを誘い、ペナルティーエリアぎりぎりの位置でフリーキックのチャンス。宮阪(文4)が思い切りシュートを放つが惜しくもゴールネット横へと外れる。その後もゴール前でパスがつながりチャンスが続くが、なかなかゴールには結びつかない。「自分たちのミスでインターセプトされることが多かった」(神川監督)と監督が反省点を挙げるように、ボール支配率は明大が上回っているものの、中盤で相手にボールをとられ、前線に攻め込まれる時間が続いた。しかし、ディフェンスが粘り強く対応、相手に得点を与えなかった。その後も明大は攻め続け、迎えた後半ロスタイム、阪野がゴール前に抜け出しフリーでシュート。3点目が決まり、そのまま試合終了。明大が勝利した。
「やっと点が決められた」と試合後に話す宮阪主将はほっとした様子だった。今季に入って得点力不足に悩んでいたが、この試合で3点決められたことで、攻撃力にも確かな手応えを感じられたはずだ。リーグ戦2連覇に向けて明大は、ようやく一歩前進した。
試合後のコメント
神川監督
「勝てて良かった。戦術などは前節から特に変更することなく試合に臨んだ。選手がそれぞれの仕事をしてくれた。雨の影響で多少はつなぎにくかったが、そこでいつも通りのプレーができないのは、単に技術不足。自分たちのミスでインターセプトされてしまうことが多かったので、それが今後の課題」。
宮阪主将
「やっと点を決められた。守備から入って攻守の切り替えもできていた。90分通して戦えたのが良かった。しかしセカンドボールの処理が甘かった。パスミスが多いので正確につないでいきたい。次の青学大戦も自分たちのプレーを出していきたい」。
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