
アルバルクの選手に取材!JBLの魅力に迫る/2010‐2011

試合を振り返る岡田選手
試合後、トヨタアルバルクの2選手、岡田優介選手と小野龍猛選手にインタビューした。
今日の試合の感想は――
岡田選手「前半は我慢してたから、点を入れて逆転できた。どこかで流れを変えないと、と思って。3Pシュートは2連続、3連続で決めようとしていました」

チアやマスコットも会場を盛り上げる
小野選手「前半はターンオーバーされたり、リバウンドが少ないとか、ミスが多かったので仕切り直していこうと。後半から自分たちのバスケ、ディフェンスからのバスケができました。ディフェンスからシュートに行けたというのがありますね」
大学バスケとは違う、JBL
まずパフォーマンスだ。試合前やハーフタイムはもちろん、タイムアウト中など、コートに選手がいなくなると、チアやマスコットなどがコートに登場。ダンスやクイズなど観客の視線を常にコートに集めていた。選手のリクエスト曲なども流れ、バスケットだけではない、客を楽しませる演出が盛り込まれていた。また、前座試合をした中学生との交流など、ファンサービスは盛大だ。試合の前後にファンにサインや握手、写真撮影をする選手たち。明大OBの山下泰弘選手(平21営卒・現東芝ブレイブサンダース)が中学生のスポーツバッグにサインを書いていたのが印象的だった。
そして観客。トヨタアルバルクを応援する人は緑色、東芝を応援する人は赤色の応援グッズを持ち、ガンガン応援する。時には審判にやじをとばす熱さだ。パフォーマーの働きかけもあり、観客席からは声援が絶えない。みじんも退屈な時間のない場である。
もちろん試合もだ。
2選手はJBLの魅力についてこう話した。
岡田選手「それぞれのチームに大学のトップが来てるから、ハイレベルだし、外国人もいます。知ってる選手が見られるというのが大きいかな。自分の大学を卒業してる選手とか、同じ大学のつながりとか、そういう楽しみがあると思います。僕と正中みたいに。(2人は青学大卒後、トヨタアルバルクに所属)」

インタビューに答える小野選手
小野選手「やっぱりトップクラスだから見ていて楽しい。バスケ好きには面白いと思います。僕たちは良いプレーをして、子どもたちに夢を見せようとしていますね」
暖かく取材に応じてくれた両選手。
ルーキーで活躍する小野選手は大学バスケとの違いを「駆け引きのうまさがベテランの選手にはある。日本代表の選手とかチームにいて、大学とは違いますね。体の使い方は、1年目や2年目にはないうまさがある」と話した。
また、公認会計士の資格を取得している岡田選手は朝日新聞にも掲載された。「勉強は学生なのでしっかりした方がいい」と笑いながら話したが、説得力がある。バスケとの両立は、という質問にも当たり前かのように「空いている時間はいくらでもある。探せば時間あるので。みんなが遊びに行っているときとか(小野選手を指しながら)(笑)」。「海外遠征のときもやってた」(小野選手)と、その勉強熱心さはどこへ行っても変わらないようだ。
全国のトッププレーヤーが集まるJBL。大学のつながり、もしかしたら高校のつながりもあるかもしれない。会場ではファンサービス心旺盛な選手たちが、客席を盛り上げるパフォーマーがいる。まずは会場に足を運んで、バスケットを楽しみに行こう。
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