箱根へ向け順調な仕上がり/上尾シティマラソン

1999.01.01
 多くの選手がハーフマラソンの自己ベストを更新した今大会。1年生も初の20㎞レースにまずまずの適応力を示した。箱根駅伝へ向け、各選手が順調な仕上がりを見せている。

レース後のコメント
遠藤監督
「全体としてはまあまあ。北が一番良かった。石間も良かったし。65分前後できてくれたらまあまあ。ただ上級生が良くなかった。まだ調整の時期だしまだまだ練習。これからが箱根。上尾は箱根の選考対象にするし、今の実力を見るために参加した。箱根ではシード権は絶対だし、取って当たり前の力がある」。

山本コーチ
「北は初めてのハーフの割には良かった。タイムもいい方。ただ最後のトラックで抜かれすぎ。駅伝で襷渡しの時は最後までラストをきかせないと。他の1年生も初初めてにしては合格点。渡辺、田原、杉浦はよく走ってくれた。駅伝に向けていい材料だと思う」。

松本(翔)
「上尾は調子がいいわけではなかったが今の調子からしたらまあまあ走れたと思う。1年間振り返ってトラックシーズンから順調に距離を踏めている。上尾で20km走り感覚よく、不安はない。箱根に向けて精一杯頑張りたい」。

岩崎
「調子は前より上がっている。ケガぎみなので抑えて走っている。膝に不安があるが、自分は痛くても走らなければ箱根に出れない。長い距離が好き、得意。10kmをすぎたあたりから体が良く動く。自分は10kmまでを頑張ればあとに不安はない。箱根は目標であり、自分が親にできる唯一の親孝行。(目標は)走る!」

田原
「今回はいい感じで走れたと思う。でも、走ってて豆ができてしまったので今は少し休んでる状態。とりあえず箱根の16人入りには近づけたかなと思う。今季は故障でまったく走れず、夏から走れるようになった。ここからは故障せずにいきたい」。

山崎
「途中までは良かったが、両足をつってしまった。止まって伸ばしながら走ったので全然だめだった。ただケガをしているわけではなくて、最近の調子は良くもなく悪くもない。ハーフなどの長い距離は苦手意識があり不安もある。1500mなどの勝負するレースのが好きなので、ハーフでは人やタイムに目標を設定して対策をとるようにしている」。

杉浦
「6月までケガしてて調子が上がらなかったけど、秋になって走れるようになって自己ベストも出せた。力的にはまだ下のほうだが今回いい走りができ、16人に入るチャンスをようやく得れた感じ。ハーフは初めてで不安だったが、自分のリズムで走れた。今はジョグなどの決められた練習以外にも自分から練習するようにしている。体つくりに力を入れていて今回お腹が痛くならなかったので成果はでてきてると思う」。

田中
「12キロくらいで棄権してしまった。体のキレが悪く、5キロで15分40秒かかっていたので。調子は1年間ずっとあまり上がらない。同期が好走したので、走った直後は焦りもあったが、自分なりに焦らず、意識せずにいきたい」。

渡辺
「自分のペースで最後まで走れて、結果も良かったと思う。納得のいく走りができた。上尾は箱根につながるレースなので油断のできないレースだった。とにかく最初から先頭についていこうと思った。夏合宿はケガで走れず、調子も悪かった。最近は上向き調子。今は出雲と伊勢を走れなかったので距離を踏む練習を頑張っている」。

石間
「前半突っ込み過ぎないようにした。最低でも64分台で走ろうと思っていて、それは達成できた。初ハーフとしては良いとはいかないまでもまずまず。距離には不安があったけど、ハーフで思っていたような走りができ距離に対する不安はなくなった。距離の長さも注目度も大学駅伝と高校駅伝は違う。最終目標は箱根で優勝。選ばれたら責任持って走りたい」。


「初のハーフだったが、走りきれてよかった。15kmからしんどくなって終盤ペースが落ちてしまったので、箱根にむけて走り込むなり補強なりをしていきたい。調子は悪くない。調整しだいで箱根の結果も変わってくるのでしっかりやりたい。風邪をひかないように。勝負できる強さを身につけたい。個人の目標というより、やっぱり駅伝はチームなので。流れが悪ければ自分の走りで流れを変えたい」。

高城
「今回の結果には満足していない。思うような走りができなかった。調子はまあまあで、よくはなかった。 無理やり合わせたので。あと1分から1分30秒は早く走らないと。石間の走りにはライバル心が燃えた。20km以上は初めてなのでスタミナ、筋力が足りなかった。普段から意識して走りたい」。