(2)全日本大学駅伝エントリー
小林 優太(こばやしゆうた)
理工
浜松日体高出
172㎝・58㎏
主将。全日本には2年時に出場し、6区区間11位。今季三大駅伝初戦の出雲駅伝では6区を走り、区間11位と悔しい結果に終わった。
「出雲では中途半端な結果 だったので全日本では頑張りたい。疲れはそんなになく、昨日今日で追い込んでいる。普段通りの気持ち。出雲での反省点を改善していきたい。距離も長くなるので、若い選手がどれだけ走れるか。首脳陣から信頼を失ったと思うので、信頼を取り戻して、自分に自信をつける走りをしたい。ケガとかは大丈夫。2年生は普段から走りで雰囲気をよくしてくれている。明治の強みは出雲で順位をあげていたようなこと。松本がよく走ってくれたり、きっかけとなっていい流れをつくる雰囲気がある」。
松本 翔(まつもとしょう)
政経
洛南高出
180㎝・68㎏
全日本には2年次に出場し、5区区間11位。3年次はケガに悩まされたが、今季は日本インカレ1500mで3位に入賞するなど、主要な大会で結果を残している。出雲でも2区区間4位の好走を見せた。
「出雲のあと4日間は、ゆっくりしてた。出雲は全体は思ったよりも悪かったが、個人的には手ごたえを感じた。自分なりに走れたし、次につなげられたと思う。全日本は距離が伸びるが、夏合宿で走っているので自信はある。全日本ではどの区間でも区間賞を狙いたい」。
3年生
田原 淳平(たはらじゅんぺい)
商
土浦日大高出
170cm・54kg
全日本は出場経験こそ無いものの、一昨年、昨年に続いてのエントリー。2年次には出雲駅伝に出場するなど、期待されている選手の一人だ。
「今は少し調子は落ちてきて心配。夏にきっちり走って来たので自信にはなった。いま少し腰に違和感があるくらい。春先に腰を痛めてしまい、3カ月ほど休んでいた。出雲はもともと6月ごろに出ないと言う風に言われていた。自分はスピードよりもスタミナタイプなので。出雲の1週間前には札幌ハーフも走った。伊勢でも長い距離を走るのが自分の役目。下級生は勢いがある。下からの追い上げは怖い。伊勢でも長い距離を走るのが自分の役目。堅実ないぶし銀の走りを見せたい」。
細川 勇介(ほそかわゆうすけ)
政経
西脇工高出
168cm・54kg
昨年の全日本では、8区アンカーを任され、区間13位。トップで襷を受けたが、逆転を許した。今年はその雪辱に燃える。
「出雲は持ちタイムはよかったのに、結果があまりよくなかった。流れが大切だと思った。今は、出雲を走った人も走れなかった人も、全日本に切り替えて集中して練習できている。全日本を走れるならば昨年のリベンジを果たし、流れを断ち切らない走りがしたい。3年なのでしっかり先輩としての自覚を持ち、任された区間を、流れを壊さないで走りきりたい」。
山崎 亮平(やまざきりょうへい)
政経
鳥取中央育英高出
173cm・58kg
全日本は一昨年、昨年に続いてのエントリー。駅伝の出場経験はないが、今季は関東インカレ1部1500mで5位入賞を果たした。
「出雲で走ったメンバーはいいところ・悪いところ、課題が見つかり、反省もできているようでチームの雰囲気はいい。出雲を見ていて考えたのは、自分で走っていたらどうだったかということ。もっと力をつける必要があると感じた。全日本では、去年同様自分ができることをしっかりやりたい。去年は補欠だったのでまずは走ること、ブレーキをしないで走ることが目標」。
鎧坂 哲哉(よろいざかてつや)
営
世羅高出
165cm・50kg
全日本は1年次3区区間9位、2年次2区区間3位。今季は5000m、10000mで明大記録を更新。押しも押されもせぬ明大のエースだ。
「出雲はトラックの延長で臨んだ。個人的に区間賞に1秒及ばず、悔しかった。全日本はロードも入れて練習している。全日本では個人的には流れを変える走りをして、チームをいい流れにもっていきたい。去年は途中まで1位だったがアンカーで負けてしまった。今年は勝負していきたい」。
2年生
大江 啓貴(おおえひろき)
政経
須磨学園高出
167cm・55kg
1年次は箱根駅伝に出場。2年生となった今季は5000mで自己ベストを更新するなど、記録を伸ばしている。今年の出雲駅伝では区間新のタイムで4区区間6位。
「出雲の疲れが残っているので、今週は疲れを取ることを心がけて、長い距離は走っていない。今回の出雲の結果で伊勢でも前半に配置されるという心構えはある。周りの大学はエースが来るだろうし、最大限力を発揮して臨めるように体調を万全にしていきたい。今年は記録会自体は結果は残せているが、大きな大会ではいい成績が残していない。記録が伸びたのは人と比べてジョグとかを多めにこなしている成果だと思う。人より多く距離をこなそうとしてきた。菊地は持ちタイムは自分より上だけど、2年生では自分が1番上になりたい」。
菊地 賢人(きくちまさと)
理工
室蘭大谷高出
172cm・56kg
今季大幅に記録を伸ばし、5000m13分台、10000m28分台の記録を持つ。出雲では1区区間16位に沈んだが、真価が問われる駅伝シーズンはまだ始まったばかり。
「出雲で大きな失敗をしていまったので、ポイント練習に対する怖さがあったが、思ったよりも走れている。伊勢ではどこを走るかわからないが、ベストを尽くす。いくつか気になるところはあるがケガは大丈夫。出雲の失敗で不安はあるが遠藤さんや久國さんから『まだまだ大会はあるから次で立て直せばいい』とアドバイスをもらった。髪の毛を切ったのはリセット。気持ちのリセットです。大江には負けたくない。タイムでは勝っているけど、代表としては負けていることが多いので勝ちたい。昨年の伊勢は無我夢中だったが、今年は中心として走りたい。精神的に強くなって動揺しないよう力を出し尽くす」。
田中 勝大(たなかかつひろ)
文
上野工高出
164cm・49kg
全日本は初のエントリー。駅伝経験はないものの、1年次の箱根でもエントリーされていた。この大会の開催地である、地元・三重県出身の選手。
「今年は調子はあまりよくない。季節の変わり目に風邪をひいてしまった。距離はしっかり踏めている。菊地、大江が活躍しているので自分も2人に続きたい。調整を上手くやって箱根を目指す。スタミナを強化して距離に強くなりたい。5000mも記録が出ているし、調子悪いながらに走れている。伊勢は走れるならどこでも走りたい。風邪をひかないように、練習、調整を万全な状態でスタートラインに立ちたい」。
1年生
石間 涼(いしまりょう)
情コミ
浜松日体高出
168cm・50kg
今季5000mで自己ベストを更新するなど期待される1年生の一人。出場すれば大学では初の駅伝となる。
「出雲は1区で遅れてしまったがその中でもあげてこれたのはチームの力があるということだと思う。自分も全日本ではそのメンバーに入りたいと思った。出雲の順位は予想よりも悪かったが、チームの気持ちが引き締まった。堅実な走りも大切だが、まだ1年生なので、積極的なレースがしたい。全日本は出雲に比べれば距離は伸びるが、箱根に比べれば半分。距離が長く走れることより、勝負強さをアピールしていきたい。走れたら最低でも区間順位1桁を目指したい。自分が走るとしたら、他大も1年生を出してくる区間だと思うので、他の1年生には負けたくない」。
北 魁道(きたかいどう)
商
世羅高出
169cm・55kg
注目度№1の大型ルーキー。出雲で大学駅伝デビューを果たし、5区区間6位。この選手の活躍がかぎとなりそうだ。
「出雲の自分の走りはあまりよくなかった。最低限の走りしかできなかったので。チームの雰囲気はいい方だと思う。伊勢では距離が長くなるので粘っていかないといけない。出雲はチームとして納得のいく結果ではなかったので、全日本では自分も走り、良かったねと言える走りがしたい」。
北野 大裕(きたのだいゆう)
政経
須磨学園高出
170cm・52kg
「エントリーされたのはびっくり」と本人は言うが、西駅伝監督が「エントリーした1年生は試してみたい選手」と言うように、出場する可能性は大いにある。
「エントリーされたのはびっくり。チームのために頑張りたい。出雲で走っている北(魁道)と同じ北なので、北に負けないようにしたい。全日本も箱根に並ぶ大きな大会なので、走って貢献したい」。
高城 孔(たかぎこう)
商
大牟田高出
169cm・49kg
出雲に続いてのエントリーメンバー入り。出場はしなかったものの、1年生で出雲、全日本の両方にエントリーされたのは北と高城のみで、期待の高さが窺える。
「(出雲は)自分は走っていないのであまり言えないが、
チームとしてはもう少し上に行けたと思う。でも出雲より伊勢、伊勢より箱根。伊勢まで3週間しかないので、調整をしっかりしていきたい。今はロングインターバルのあとに距離走をするなど少し追い込んだ練習をしている。出雲は走れなかったので、伊勢では走ってチームに貢献したい。走るからには区間上位で走りたい」。
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