AR団体で男女ともに1位、高橋(由)はSBR女子で優勝/関東学生秋季選手権

1999.01.01
 9月2日から5日までの4日間、長瀞射撃場で行われた秋季関東学生ライフル射撃選手権。AR団体で女子が優勝したほか、SBR3×20女子個人の部では高橋(由)が優勝するなどした。

 「暑さの影響は大きい」。森永主将がそう思わず口にするほど長瀞射撃場の暑さは尋常ではなかった。「エアーは暑くてあまり打てなかった」(持永)、「暑さで脈が上がってしまった」(津場)と射撃には気温が大きな影響を及ぼす。その一方、「合宿の成果が出て、熱い中でも集中を切らさないことができた」(森永)との声も聞かれ、過酷な環境で結果を出した選手も。

 SBR3×20女子個人の部で優勝した高橋(由)は「苦手の伏射が人並みにできたことが勝因。課題はいかにして緊張感をつくるか」と冷静に自身を分析。その姿には頼もしさが垣間見えた。対照的に人生初のファイナルを経験した柴田は「(コール順に競技しなくてはならないので)どうやって自分のリズムをつくるのかがわかった」とファイナルを経験する事ができて満足げであったが、「全日本選手権のファイナルで優勝するのが目標。そのためには今回のような大きなミスをしないことが重要」と先を見据えていた。

 全体として小さなミスより大きなミスが目立ってしまった今大会。選手個々人がそれぞれ課題は把握している。それをいかに克服するか。10月8日から長瀞で行われる全日本選手権での活躍に期待がかかる。