海老沼世界の壁に阻まれる/世界選手権
52年振りに東京で開催された世界選手権。前年ロッテルダムではメダル0に終わった日本男子代表だが、今大会では100kg級の穴井隆将選手(天理大職)を皮切りにメダルラッシュが続いている。66kg級などが行われた大会4日目、本学から出場した海老沼はこの流れに乗れず、3回戦で敗退。涙をのんだ。
昨年のグランドスラム東京大会以来、ケガが続きワールドマスターズ水原5位など、不調であった海老沼。大会前のインタビューでは「減量はうまくいっている。楽しんで試合を迎えられるようにしたい」と語った。66kg級をけん引してきた内柴正人選手(旭化成)から代表の座を獲得しただけに期待が懸かっていた。
迎えた本番は2回戦から。海老沼は序盤に技ありを奪うと、好調なペースそのまま3分44秒に小内刈りで一本。わずか1分16秒で相手を畳に沈め、3回戦進出を決めた。続く3回戦では決勝に進むこととなる、ブラジルのクナと対戦。中盤まで拮抗(きっこう)した展開になるが、一瞬のスキをつかれ肩車の一本。喜ぶ選手の横目にひざを付き、呆然とする海老沼。ロンドンを遠ざける一撃となった。
今回は世界の壁に阻まれてしまった海老沼。敗れたといえど、未だ世界ランキングは746ポイントで国内2位。今大会優勝を果たし、世界に躍り出た森下選手(筑波大)の792ポイントと46ポイント差だ。まだロンドンは射程圏内。これからグランドスラム東京、来年の世界選手権など、挽回チャンスはたくさんある。まだ焦ることはない。
☆こぼれ話☆
同じ明大生が世界に挑戦するとあって、明大硬式野球部の善波監督、松沼マネージャー(商4)、戸田(文4)、山根(政経4)、柴田(文3)が代々木第一体育館に駆けつけた。肌で感じる熱気にほくほく顔だった。「野球とは違うスポーツに触れることで、一層野球を見る視野が広く持てるようになりたい」。今回の応援は確かなきっかけになったようだ。
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