
インカレ直前特集(2)表彰台に上るのはわれらが伊与部・平井!
―――所属クラブチームの合宿はどうでしたか?
(伊与部)KONAMIの合宿は2回に分けて行うんですけど、1回目はもう行ってきました。2回目の合宿は23日から1週間くらいです。そこでスピードを上げていく練習をします。最後にスピードをつけて、体を追い込みます。レース中の痛みに耐えるように、耐乳酸トレーニングをします。
今は、調子は良くないです。でも何とかするしかないです。気合いで!
(平井)今年は寮に入らないで、クラブチームの合宿に参加しました。7月31日から8月8日まで、栃木の南平台でやりました。大学生は僕一人だけで、気を抜くと高校生中学生とかに甘く見られてしまうので、自分に厳しくして練習しました。スピードと持久力をつけるようにして、1日6000m~7000mくらい泳ぎました。
今はまだ疲労が取れてないですけど、レースの1週間前は追い込み中心にしていきます。
―――インカレに向けて今はどんな練習をしてますか?
(伊与部)水の感覚をつかむようにしています。練習が量・質どちらも落ちてきているので、そこは気を付けています。2回目の合宿に入ったら、ペースの練習をして、考えながらやっていこうと思います。
(平井)目標タイムを設定して、それを達成するように練習しています。その達成できたタイムで自信をつけます。具体的な目標タイムとしては、400mで3分20秒68、200mで1分50秒を切ることです。
―――最後にインカレに向けて意気込みをどうぞ。
(伊与部)100m、200m背泳ぎでは2位。100mは54秒台で、200mは1分58秒台で表彰台に上ることです。400mメドレーリレーは、去年も出させてもらったんですけど、(自分の)調子悪くて、でもリレーだけは落とせないと思って、あの時は極限状態でしたね。今年も出るので、しっかりつなげるように頑張ります。
(平井)400m自由形は優勝。200m、リレーも表彰台が目標です。今年初めてリレーに出させてもらうので、すごく楽しみですし、表彰台に上がることを達成できるようにしたいです。このリレーに出る4人は2、3年生で、来年もこのメンバーでいくと思うので、今年の位置付けとしては表彰台。来年は優勝です。去年失敗したことを、自分としては1年間引きずって練習やってきたので、一発かまして終わりたいです。
伊与部、平井、どちらも2年生ながら明治スイムチーム主力だ。彼らの昨年との決定的な違いは経験。自分の位置、スランプ、インカレという大会……さまざまなことを経験を踏まえて現実的に考え、調整を積んでいる。だから目標も具体的な数字が出てきた。伊与部は大会直前に控えている2回目の合宿に照準を合わせ、そこで最終調整を行う。一方、昨年のインカレを胸に刻み、1年間過ごした平井。この思いは揺るぎない。両選手、ラストスパートをかけインカレで爆発を起こしてくれるはずだ。
◆伊与部嵩 いよべたかし 商2 湘南工科大附高出 174cm・70kg
◆平井康翔 ひらいやすなり 政経2 市立船橋高出 175cm・73kg
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