女子個人で準優勝!男子団体個人は共に3位/全日本学生選手権

1999.01.01
 関東インカレで女子団体優勝、男子個人優勝、女子個人4位と好成績を収めながらその後の全国大学選抜大会では思うような結果が残せなかった明大。しかし、インカレという大きな舞台でその悔しさを晴らす素晴らしい結果を残した。
 
 初日の男子団体では、予選で17中と安定した的中率で2日目の決勝トーナメントへシードで進出した。迎えた2日目、先に行われた女子団体予選で、女子も順調に決勝トーナメントへ駒を進める。そして始まった決勝トーナメント。1回戦から出場の女子がはじめに登場した。関東を制覇したチームに期待が懸かる。結果は9中とまずまずだったが、対する近大は10中とわずかに及ばなかった。これが最後のインカレとなる喜多内(理工4)の目には悔し涙が浮かんだ。一方、2回戦から出場の男子。喜多内ら女子団体メンバーや部員が祈るように見つめる中、準々決勝では強豪・法大との同中競射に競り勝ち見事ベスト4の座をつかんだ。またも強豪の立命大との準決勝は最終日に行われた。その日の一番はじめの試合だっただけに集中力を保つことが重要だろうと思われた。結果は15中対18中で立命大。この後インカレ今大会優勝校となった立命大に力を見せつけられた。しかしもう一度気を取り直して挑んだ3位決定戦では18中を当て、全国の舞台で堂々の3位となった。
 
 最終日、団体戦の後に行われた個人戦決勝射詰めでは男子団体の結果で波に乗った明大の選手が躍動した。まずは女子個人戦。関東インカレで4位になった笹田が安定した射で危なげなく尺二5本目まで進む。ここからは的が八寸と小さくなっての戦いだ。しかし笹田は1年生とは思えない落ち着きを見せる。八寸5本目まで進んだ時、気がつけば笹田ともう1人の一騎打ちとなっていた。会場が息をひそめ見つめる中、笹田が射た5本目の弓はわずかに的から外れた。そしてもう1人の弓はズバッという音と共に的を射止めた。その瞬間、会場から大きな拍手が沸き起こった。敗れた笹田もやり抜いた表情で介添えの喜多内、髙柳(営4)から労いを受けた。関東で4位から、全国では準優勝とジャンプアップした笹田。大物ルーキーがまたもその力を存分に発揮した。白熱した戦いとなった女子個人戦の後、男子個人戦が行われた。こちらは共に男子団体メンバーの石川(理工3)と佐々木が出場。危なげなく八寸2本目まで進んだ。しかし八寸3本目で石川が外し、関東インカレに続く優勝とはならなかった。一方で佐々木は八寸5本目まで順調に進み、残り5人の戦いに挑む。だがこちらもここで惜しくも外し3~5位決定戦にまわることに。佐々木はこの決定戦でその力を見せつけた。順位の決定は遠近競射で争われる。2人目に射た佐々木は見事に的の中心近くを射止め、3位を確実なものとした。佐々木にとっては悔しい結果だったかもしれない。しかし最後に見せた射は佐々木の実力を証明するには十分なものだったはずだ。

 関東インカレ、インカレと明大弓道部の復活を感じさせる快進撃が続いている。ただ今年の明大の最終目標は男女共にリーグ戦1部昇格だ。2つの大会で得た大きな自信を胸に昨年惜しくも成し得なかった1部昇格を狙う。