14年ぶりにつかんだ栄冠!女子団体が関東制覇!/全関東学生選手権

1999.01.01
 6月19、20日の2日間にわたって行われた全関東学生選手権。会場となった日本武道館は熱気に包まれた。とりわけ明大弓道部にはひときわ大きな拍手が送られた。それは女子団体が14年ぶりに関東を制覇し、男子個人では石川が頂点に立ったからだ。

[女子団体]
 高柳(営4)、神山(法2)、笹田(営1)の3人で臨んだ団体戦。予選は1人4射を行い、上位24チームが決勝トーナメントに進出する。明大は笹田、神山が皆中し11中で予選を通過した。そして、2日目に行われた決勝トーナメント。2回戦から登場した明大は大東大に10-9で勝利し、3回戦で筑波大を8-5で撃破した。続く準決勝、相手は昨年の優勝校・桜美林大。互いに的中を重ね息詰まる展開に。しかし、笹田、神山が皆中を見せ11-10と一本差で千葉大を破りついに決勝へ。「今までのことは0にして引けと監督に言われた」(笹田)と新たな気持ちで挑んだ千葉大との決勝戦。大前・笹田が一本目を当てチームに流れを作る。しかし、「納得のいく射ができなかった」という中・神山は的中が伸びず1中にとどまり、明大は7中に終わる。勝敗の行方は同中一手競射へ。これまで、同中競射の末涙をのむことが多かった明大。しかしこの日は集中力を切らさなかった。最後の1本を高柳がきっちりと的中させ、5-4で勝利。「ぼう然としてしまった」(高柳)。「ほっとした」(神山)。「実感がわかなかった」(神山)。関東制覇の栄冠に感極まる選手の姿がそこにはあった。

[男子個人]
 男子個人戦は2日目に行われた。明大からは石川(理工3)、山本(営3)、長澤(農2)、望月(法1)が予選を突破し決勝射詰めへ。一射ずつ矢を放ち、外した選手は敗退となり、的中した者は次の一射を行う。最終的に残った選手(的中させ続けた選手)が勝ちとなる形式だ。山本、長澤は惜しくも一本目を外し、早々と敗退してしまった。

 
 望月も四本目を的中できず、明大の選手で残ったのは石川のみとなった。石川は五本目も的中させ、ついに宮田(日大)との一騎打ちに。優勝がすぐそこまで近づきプレッシャーがかかってもおかしくない場面。だが、「同期とかと話しをしてリラックスできた」と特別な意識をせずに引き、的を射抜いた。そして、一方の宮田がこの六本目を外した瞬間、石川の優勝が決まった。明大からの男子個人戦優勝者は柳原(平22文卒)以来5人目という快挙を成し遂げた。

 また、一年生ながら女子団体戦の優勝に大きく貢献した笹田が、個人戦でも4位と大健闘。「練習通りに引くことができた」(笹田)と実力を存分に発揮し、充実した表情をみせた。そして、男子団体も昨年を上回るベスト8に食い込んだ。しかし、決勝トーナメント2回戦では21中と高い的中数をたたき出しただけに「優勝できた」(石川)と選手たちは不本意な成績と受け止めていた。「一本の執着心が相手の方が上だった」(石川)と口にするように、この壁を破るには一本に対する意識を高めることがカギとなる。

 関東の弓道界に明治あり。今大会がまさにそのようなことを誇示する大会になったのは間違いない。選手たちも「全関を優勝して明治が強いと思ってくれたはず」(高柳)と胸を張る。しかし、今年最大の目標はリーグ戦1部昇格。「これで気を抜いたら1部昇格はない」(高柳)と慢心することはない。今週末には、全国大学選抜弓道大会が控えている。「自分たちのやってきたことは間違っていなかった」(高柳)。選手たちは自信と誇りを胸に全国の強豪に立ち向かう。