難度高い2部門制覇!!/第47回関東学生大会

1999.01.01
 昨年5月に行われた前大会では総合的に優秀な成績を収め、OB杯を受賞している本学。1位を受賞した選手も「ほっとした」(上岡・政経4)、「肩の荷が下りた」(宮嶋・商2)と語るように、選手は大きなプレッシャーと共に今大会に臨んだ。
 
 今大会で本学は、男女二段以上の部と男子二段の部というハイレベルな2部門での1位を含む9部門で入賞した。
 
 男子二段の部に出場した新井(政経2)・宮嶋組は、期待通りの活躍で、前大会に引き続き1位を獲得。今後を担っていくエース2人の安定した実力は、さすがの一言だ。男女二段以上の部に出場した上岡・鈴木(商4)組は、2位との差わずか1点の僅差での勝利となった。鈴木は運用法でも優秀拳士賞を受賞し、女子団体の部2位の結果にも貢献。3年間着実に積み重ねた経験を結果につなげた。
 
 惜しくも決勝で順位を落とした組が多かったが、二段以上の部・二段の部では4組が1位で予選を通過し、初段の部・段外の部でも4組が3位以上で予選を通過した。また、幅広い有段者が集まる単独有段の部でも男女共に決勝に進出している。これは本学少林寺拳法部に底力があることを表している。今大会の結果は、今後のさらなる飛躍への期待を持たせてくれるものだ。
 今大会のテーマは「関東大感動」。選手自身が納得できる演武をした時に初めて、本人だけが得られる感動があるに違いない。「悔し泣きではなく、うれし泣きをしたい」と大会前に語っていた上田(商3)・池田(商2)組。今大会では実力を発揮しきれず、悔しい結果となったが、彼女たち下級生が感動で涙する日は近い将来必ず来る。それを予感させる今大会であった。