
筑波大に2-0の完封勝利!開幕2連勝を挙げる/関東大学1部リーグ戦
前半は我慢の時間が続いた明治。山田主将(政経4)や久保(法4)が決定的なシュートを放つも枠をとらえ切れず、思わず天を仰ぐ姿も見られた。それでも「ゲームプラン通り」(神川監督)と焦りは見せない。コーナーキックを与えてもDF陣の連携したプレーで得点は与えない。勝負のカギは後半、明治がいかに筑波大を攻め立てるかに絞られた。
そして迎えた後半。ボールをつなぐも攻撃の糸口を見いだせない相手に対して、運動量で勝る明治が俄然優位に。「鉄板のサイドバック」と神川監督も認める鹿野(文4)、奥田(商3)が攻守のリズムをつくり、山田主将が何度もゴール前にボールを運ぶ。さらに「久保がいいスペースを何度もつくってくれた」(神川監督)と、筑波大ゴールに迫った。すると後半6分、早くも歓喜の瞬間が訪れる。相手コーナーキックからマイボールにすると、そのボールは走り込んできた宮阪(文3)のもとへ。ゴール正面から放ったミドルシュートはキーパーの横をすり抜け、ゴールに吸い込まれた。思わず、宮阪がガッツポーズをつくる。ケガに苦しみ何とか間に合わせた前期リーグ戦。そのスタメン復帰の第一戦での得点は「練習でもゴールは意識してきた。ケガもあったし、うれしい」(宮阪)。チームにとっても宮阪にとっても大きな先制点となった。その後も試合は明治ペース。後半33分には途中交代で入った阪野(商2)が追加点を決め、2-0と白星を飾った。
開幕2連勝と波に乗る明治。息の合ったプレーで見せる攻撃はもちろん、この2試合を完封できたことも大きい。春休み中にはスペイン遠征を経験し、日本に帰ってからも横浜Fマリノスを始めプロチームとの練習試合も積んできた。その中で「多くの失点も経験したが、リーグ戦はその経験を生かして無失点できているのが一番の収穫」(神川監督)という。リーグ第2節とは思えない安定感は、強豪チームにもまれることで得たチームとしての経験にあるのかもしれない。それでも、スキはつくれない。アクシデントに見舞われたときこそ真価が問われる。さらに「あれだけ攻めて2点」(神川監督)と攻撃面でもまだまだ満足はない。コーナーキックからの得点も見たいところだ。
リーグ戦はまだ始まったばかり。この先どう成長していくのか、目が離せない。
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