明暗分かれる結果に終わり、今後の明治に不安/東京選手権
本学からは7組が出場したダブルス。昨年と同じペアで臨んだ平屋・林組は初戦で柳井・松原組(明豊高)に敗れ姿を消すなど波乱を予想させる展開となった。その後も本学のペアは続々と敗退し、全日本選手権準優勝ペア池田主将・軽部組までもが神・野邑組(青森山田高)に敗れまさかのベスト16に終わるなど、今後の明治に不安の残る結果となった。そんな中で躍進したのが柴田・甲斐組であった。昨年も同じペアで出場したものの屈辱の予選落ち。リベンジに燃えた今大会では準決勝で日本屈指の実力を持つ韓・張組(東京アート)に敗れたものの1セットを取るなど健闘を見せベスト4。見事リベンジを果たした形となった。柴田は「大学に入ってからは初めて の表彰台で素直に嬉しかった。準決勝の相手はスーパーシードで、負けてもしょうがないという気持ちで臨んだがいざゲームが始まるとどんな相手でも負けたくないという気持ちが込み上げてきた。」とコメント。高山監督は「(柴田・甲斐組は)ダブルスの練習はほとんど時間が取れていなかったのによくやったなという感じ」と二人の健闘を称えた。
ダブルスと同様に苦戦を強いられた本学。2回戦、団体戦でも活躍する甲斐、根田らが早々消す一方で、大塚は今年度ルーキー有澤(野田学園高)を3‐0で下し、先輩の意地を見せた。3回戦では笠井、竹之内がそれぞれ江藤(専大)、夏(近大)にストレート負けし敗退。5回戦では池田主将がダブルスでも敗北を喫した神に敗れ、今年の全日本シングルスでベスト16入りを果たし上位進出に期待がかかった軽部は、韓国オープン準優勝の林(韓国・龍仁市)に敗れた。
試合後のコメント
高山監督
(柴田・甲斐組は)ベスト以上の出来だった。今回の組み合わせの中では一番噛み合っていた印象を受けた。今年は予選を勝ち上がって本戦まで進んできたことでプレッシャーも無かったのだろう。軽部は実力は出せていたがそれ以上に韓国選手がうまかった。韓国と日本のプレースタイルが違うというわけでもなく技術的に相手の完成度が高かった。池田は最近自分で用具を変えた影響でしっくりいかなかった様子。自分で変えたんだから自己責任。精神的には最上級生になって良くなってはいるが大事に大事にというプレースタイルではないので不安要素があったらすぐ崩れるきらいがある。松渕は実力はまだまだだがまじめでコツコツ努力しているのは評価している。今回は自分の力を出し切った試合だったのではないだろうか。80点くらいはあげられる。あと20点は競った時に同じミスをしているところ。根田は負け方が毎回一緒。ふがいない。つなぎの弾でのミスが多すぎる。
柴田・甲斐
この結果は予想外。準決勝の相手はスーパーシードで2人とも世界選手権代表だったので、試合前は負けてもいいと思ったがいざ試合が始まるとどんな相手にも負けたくないという気持ちになった。(おどけた感じで)信じ合う心で勝った(笑)。競ったときに思いきって楽しくプレーすることができた。試合中もよく話せた(以上二人)表彰台は大学に入ってからはじめての経験だったのでうれしかった。一生の思い出になった(以上柴田)
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