(8)ジャンプ団体優勝へのキーマン、丸山とは

1999.01.01
 今年度のジャンプ団体においてキーマンとなるのが、丸山(政経2)。前大会では1年生にしてジャンプ個人12位とまずまずの成績を残した。今大会では、個人入賞も含め期待が持てる。

 しかし、団体戦にはいくつかの不安要素を残す。まず、前大会で団体戦に選手登録されておらず、今大会が大学生になって初の団体戦であるということ。ほかの二人は団体戦出場経験があり、かつ結果も出しているだけに、丸山がどこまで経験不足をカバーできるのかがポイントとなる。

 そして今回は、団体戦出場人数ぎりぎりの3選手でジャンプチームが形成されるという現状が、丸山に更なる追い討ちをかける。前大会終了後、「団体優勝は刺激になったけど、来年(メンバーに)3人しかいないと思うとプレッシャー」と、早々と今後を心配していたことからも、その重圧のほどをうかがい知ることができる。

 だが、「早く上に追いつきたい」という自身のやる気はもとより、「身体能力は抜群に高いから」(政経4)と周囲からの評価も悪くない。

 経験不足、そして人数不足というプレッシャーに耐えきることができるか。丸山が自分自身に打ち勝ったとき初めて、明治に「優勝」の二文字が見えてくる。

◆丸山 直人 まるやまなおと 営2 北海道余市高出 176cm・60kg