(7)澤谷悠造――ラストシーズンに懸ける思いとは
「団体戦で飛びたかった……」。団体メンバーが発表された夜、澤谷は重々しく口にした。個人4位と好成績を残した一昨年度のインカレでは、自身の健闘むなしく団体2位に終わる。そして覇権奪回を目指した昨年度は、まさかのメンバー落ち。頂を目指す挑戦権すら与えられない。澤谷にとってこれほど残酷なことはなかった。
「全員がメンバー入りを目指して頑張ってきた。一緒にやってきたメンバーだし納得もできる。団体戦ではサポートに徹したい」。団体戦では誰よりも応援し、サポート役に徹し、そして最後までジャンプチームを支えた。みんなで勝ち取った優勝――。しかし、その団体優勝の喜びも、自信のふがいない成績に歯がゆく思う気持ちを払しょくすることはできなかった。
「全員がメンバー入りを目指して頑張ってきた。一緒にやってきたメンバーだし納得もできる。団体戦ではサポートに徹したい」。団体戦では誰よりも応援し、サポート役に徹し、そして最後までジャンプチームを支えた。みんなで勝ち取った優勝――。しかし、その団体優勝の喜びも、自信のふがいない成績に歯がゆく思う気持ちを払しょくすることはできなかった。
そして今年度、主将として選手たちを引っ張る澤谷は新たな思いを口にした。「明治としてチームとして勝ちたいという気持ちが、以前よりも強い。勝ってみんなに恩返しをしたい」。目標と掲げるは、個人での表彰台、そして団体優勝。
澤谷のラストシーズンが、もうすぐ幕を開ける。
◆澤谷 悠造 さわやゆうぞう 政経4 北海道余市高出 173cm・60kg
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