箱根駅伝エントリー選手インタビュー(3) 安田昌倫

1999.01.01
 箱根駅伝まで残すところあとわずかとなりました。新聞や雑誌など多数のメディアでは、明大は箱根駅伝のダークホースとして多くの期待を寄せられています。そこで、今回が学生最後の箱根駅伝となる4年生に今までの振り返りも含めて、箱根駅伝に懸ける思いなどをたっぷり語っていただきました!第3弾は、全日本でも快走も記憶に新しい4区の安田昌倫選手です。

――合宿に来てみていかがですか。
 走りやすいです。チームも余裕を持って練習に臨めていると思います。

――今季ケガに苦しんだと思いますが、どうでしたか。
 ケガをしていたときは本当に追い込まれました。関カレや全日本予選など多くの期間を棒に振って、もったいないと思ったし、バカらしいとも思いました。自分は全日本当たりからは出るつもりでいたのですが他のメンバーからは自分は戻ってこないと思われていましたし。でもトラックシーズンを棒に振っても、ロードは冬にあるから頑張ろうと思えたんです。箱根や駅伝での目標があったからそれが心の支えとなって腐らずにここまでやってくることができました。駅伝に気持ちを切り替えて夏合宿で少しずつ痛みとも上手く付き合えるようになりました。

――出雲ではチームを見ていてどうでしたか。
 出雲は走りたかったですね。エントリー後に故障者が出て、自分は逆に調子が上がったので、変わってやれればと思いました。

――全日本は久々の公式戦で区間賞の素晴らしい走りでした。
 調子は出し切れてなかったですが、箱根へ兆しが見えたと思います。

――箱根への思いは強いですか。
 強いです。箱根は自分が2年生の時に落としてて、去年やっと走れて。今年も走りたいです。4年生だから「なおさら失敗できない」という気持ちもありますね。

――自分たちの学年についてはどう思いますか。
 みんなストイックで、意識が高いと思います。昨年は3年生トリオとして扱ってもらいましたが、それだけでなく遠藤や北條なども陰で支えてくれて、本当に心強いです。

――最後に箱根への意気込みをお願いします。
 学生最後の駅伝なので今まで以上に頑張りたいです。全日本は逃してしまいましたが、箱根では優勝を狙っていきたいと思います。個人的には、チームが負けていれば取り返すような走りを、勝っていればその波を大きくするような走りがしたいと思います。視聴者の方々にも感動を与えられるレースをしたいです。