箱根駅伝エントリー選手インタビュー(1) 北條尚

1999.01.01
 箱根駅伝まで残すところあとわずかとなりました。新聞や雑誌など多数のメディアでは、明大は箱根駅伝のダークホースとして多くの期待を寄せられています。そこで、今回が学生最後の箱根駅伝となる4年生に今までの振り返りも含めて、箱根駅伝に懸ける思いなどをたっぷり語っていただきました!第一弾は1区を走る北條尚選手です。

――現在の調子はいかがですか?
 9月、10月はあんまり良くなかったですが、全日本大学駅伝(以下、全日本)が終わってからは調子が上がってきています。

――出雲駅伝(以下、出雲)と全日本と二つの駅伝が終わりましたが振り返ってみていかがですか?
 出雲は本当に調子が悪くて…。本当は3区の予定だったんですが前日の練習で2区に変更になりました。全日本は調子が上がって1区を走って合格点ギリギリのラインでしたね。後ろに上げてくれる選手がいて助かったなという感じでした。

――この4年間を振り返ってみるといかがでしょう?
 1年目は実力不足。2年目は箱根不出場。3年目は箱根に出場することができてシード権を獲得することができました。自分の区間(3区)がエース区間だったとはいえ、走りには満足できませんでした。自分の代は「一番強い学年」と言われ続けてきた学年です。もっともっと上を目指したい。今までの駅伝を振り返ると足を引っ張ってきた感じが強いので、自分が順位を引っ張り上げられる走りをしたいと思っています。

――同期には石川卓主将らの強い選手がそろっていますね。
 うちの学年は全員意識が高いです。本人が意識していない部分でもいつも引き上げてもらっていました。知らず知らずのうちに互いに高めあえていたという感じです。

――同期の選手たちとは箱根について話したりするんですか?
 うちの学年は、普段は自分の好き勝手やって、走るときにはピッと集まってという学年。そんなに話をしなくても、全員が箱根には強い気持ちを持ってやっているので、確かめる必要もないんです。

――今後の調整はどうやっていくつもりですか?
 深く考えないようにしています。距離調整と体調管理をすることが自分のできることなので、練習は流れに任せて私生活でアクシデントがないようにするといった感じですね。

――他大学で気になっている大学はありますか?
 駒沢大学ですね。アクシデントがありすぎて低迷してるけど箱根には絶対に合わせてきます。全体的な戦力としては申し分ないし、負けていますね。あとは、東洋。東洋は流れに乗ったら強いですが、乗らなかったらいけます!!早稲田もエースを比べたらうちの方がいいと思います。

――箱根への意気込みをお願いします。
 堅実なレースをすることが自分に求められていることだと思うので、それをしっかり果たしたいですね。すごく良くなくてもいいから、上位の筆確実につなげられればいいと思います。大学生活最後の駅伝なので最高の結果を残せるように頑張りたいです。