(3)ジャンプ団体2連覇に黄色信号?!チームの抱える壁とは

1999.01.01
 昨年度インカレでは個人、団体ともに優勝を果たした明大ジャンプ陣。その華々しい活躍は人々に古豪復活を強く印象づけた……。その夢舞台からはや1年。今年もスキーのシーズンがやってくる。

今年も強豪健在!!
 今年度チームを形成するのは、澤谷主将(政経4)、山本(政経4)、丸山(政経2)の3選手。そろって名門・余市高出の彼らの実力は、前大会個人3位入賞の山本を筆頭に折り紙付きだ。個人2連覇を果たした遠藤友晃(平21年政経卒・現雪印乳業)からのたすきをつなぐ自力は十分にある。

気になる団体戦は
 しかし、団体戦となると話は変わってくる。3選手の合計得点で競う団体戦では、控え選手の存在が大きな鍵を握る。選手はジャンプ台との相性や微妙な感覚のずれなど、大会当日まで好不調の激しい波に苦しめられる。そのため、リスクを回避するという点で、控え選手の不在はときに致命傷ともなる。

 明大ジャンプ陣には団体出場人数ぎりぎりの3選手しかしない。いくら実力選手ぞろいとはいえ、誰か一人でも調子を落とせばその時点で団体2連覇の夢は途絶える。また、優勝メンバーとして団体出場経験があるのは山本ただ一人という気がかりもある。
この厳しい状況下で、3選手がいかにベストコンディションを維持するか。団体2連覇に向け、一人も欠けることは許されない。