(2)連覇へ、まずは命懸けの必勝祈願から?夏合宿の奮闘
頂上を目指し、一本の鎖を伝ってがけを登る。今年も優勝できますように――、その願いを届けるため。明大スキー部のシーズンは必勝祈願から始まった。
【伝統の参拝】
純飛躍部門が個人団体共に優勝を収め、大いに沸いた昨年度のインカレ。今年も年に一度の大舞台に向け本格始動した。8月末の総合合宿では、まずは願掛け、と小菅神社を参拝。しかしただの神頼みではない。明大スキー部に長く伝わる、命懸けのメニューなのである。
神社は標高1047mの小菅山にある。道のりが険しいことから、「達成できたら願いが叶う気がする」(澤谷主将・政経4)というこの伝統のメニューは、まず1時間半のランニングから始まった。参加したジャンプ部門とアルペン部門の選手たちはゲレンデを横切り、山道の坂を登り、歩くのも困難なけもの道を行く。しかし過酷なのはここから。傾斜が「70度くらいある」(澤谷主将)険しいがけから垂れる鉄の鎖。命綱もなく、自分の腕と脚を頼りに食らいついた。
クロスカントリー部門と違い本来ロードワークはほとんど行わない。しかし「みんなで何かをやり遂げたかった」(澤谷主将)と最終日、疲れた体にムチを打つ。見事全員が登頂に成功し、「達成感があった」(虎尾・政経3)。本堂に向かい、個人、団体、そして総合優勝に掛ける思いを13人が一斉にぶつけた。
【伝統の参拝】
純飛躍部門が個人団体共に優勝を収め、大いに沸いた昨年度のインカレ。今年も年に一度の大舞台に向け本格始動した。8月末の総合合宿では、まずは願掛け、と小菅神社を参拝。しかしただの神頼みではない。明大スキー部に長く伝わる、命懸けのメニューなのである。
神社は標高1047mの小菅山にある。道のりが険しいことから、「達成できたら願いが叶う気がする」(澤谷主将・政経4)というこの伝統のメニューは、まず1時間半のランニングから始まった。参加したジャンプ部門とアルペン部門の選手たちはゲレンデを横切り、山道の坂を登り、歩くのも困難なけもの道を行く。しかし過酷なのはここから。傾斜が「70度くらいある」(澤谷主将)険しいがけから垂れる鉄の鎖。命綱もなく、自分の腕と脚を頼りに食らいついた。
クロスカントリー部門と違い本来ロードワークはほとんど行わない。しかし「みんなで何かをやり遂げたかった」(澤谷主将)と最終日、疲れた体にムチを打つ。見事全員が登頂に成功し、「達成感があった」(虎尾・政経3)。本堂に向かい、個人、団体、そして総合優勝に掛ける思いを13人が一斉にぶつけた。
【総合優勝へ】
10月27日に合宿所を解散し、シーズンインとなった明大スキー部。海外で調整を行った選手もおり、チーム内は活気づいている。近年ジャンプ部門の活躍ばかりが目立ってきたが23年ぶりの総合優勝も夢ではないだろう。夏、頂からの景色を知った選手たち。この冬、立ちはだかる壁を軽々と越え、明大旋風を巻き起こしてほしい。
関連記事
RELATED ENTRIES