
9部門で入賞も「総合優勝」届かず/全日本学生大会
「総合優勝」を目標に掲げ臨んだ今大会。予選では多くの組が安定した演武を見せ、本戦へ出場。ここで最も注目を集めたのは、最高峰の3段以上の部で出場した河野主将・宮嶋組。大会前、「プレッシャーはあるが、のびのびと悔いの残らないようにしたい」と話していた宮嶋。本戦ではその言葉通り力強い演武を見せ、最高峰の部で見事に6位入賞を果たした。
しかし、今回初めて出場した1年生も負けてはいない。男女段外で出場した三浦・小柴組は「完全燃焼でした」(三浦)と思い切りのいい演武で2位、そして男子段外で出場した小平・志賀組も6位と奮闘を見せた。
段外の部から3段以上まで、全ての階級で入賞を果たした明大。これはチーム力の強さが表れた結果と言えるだろう。この大会を最後に4年生は引退となる。来年以降も絆の深い少林寺拳法部という伝統を引き継ぎ、さらなる飛躍を遂げていくことを期待したい。
市川(商4)
「後輩が頑張ってくれた。しかしまだまだ頑張れる余地はあった。来年に期待したい。大会は大事ではあるが、大会がメインではなく少林寺拳法という武道の中に大会があるということを後輩には意識してもらいたい。そして大学4年間で燃え尽きるのではなくその後まで少林寺拳法を続けていってほしい」
鈴木(商3)
「すがすがしいです。当日は悔しかったけど、今振り返ると楽しかったなあと思います。自分に足りないことが明確になったので、今後につながる。気づくことの多い大会でした。今新井と組めてよかったです。全部がすごい。(改善点は) かっこいい形じゃなくて、しっかり細かくやりたい。実の伴った演武をしたい。小手先ではなくしっかり。しなやか、柔らかな演武をしたい。(今後の目標は) 最後の関東インカレになるので、1番取れるように頑張る。普段から基本を意識してやっていきたい。総合的に順位が上がるような雰囲気づくりをしたい」
川島(文2)
「結果は満足できるものではないが、どれだけ努力してきたかというプロセスが大事。その点ある程度練習してきたから良かった。1位との差はそんなにない。これをバネにして次の大会では1位を取れるように頑張りたい。あと、チーム全体としてもっと意識を高めていけるように変わっていきたい。だからそのためにまずは自分から変わっていこうと思う」
鳥居(情コミ2)
「今まで女子段外でやってきて男子と組むのは初めてだったから最初は力の強さが違って戸惑った部分もあった。大会での演武は100パーセント成功ではないが、気持ちは出し切った。今までは先輩についていく感じで半人前だったが、これからもう一度基本を見つめなおして、新3年生として後輩を引っ張っていけるようになりたい」
新井(政経1)
「(大会を振り返って) 短い時間でやることはやれたのでよかったんじゃないかと思います。(改善点は) 今までは速さを求めていたが、もっときれいに見せられるようにしたい。リアリティがあって、きれいな演武をしたい。(今後の目標は) 出る部門は全部優勝。圧倒的な差をつけて優勝したい」
村山(政経1)
「初めての大会で緊張した。周りがうまい人ばかりだったが、自分のベストは出せた。演武は形が大事だから、スピードと迫力を付けられるように普段の練習からやっていく」
橋本(政経1)
「緊張したが先輩に教えてもらったことを出し切れたので良かった。これからもとにかく基本にこだわって練習しレベルアップを図っていきたい」
高橋(情コミ1)
「いろいろ辛かったが楽しかった。先輩達のすごさがわかった」
湯木(商1)
「下手くそな自分でも見捨てず指導してくれた先輩に感謝したい」
三浦(法1)
「完全燃焼でした。基礎的なことをしっかりやり直したい」
小柴(商1)
「1位目指していたので悔しかったけど、出し切った。基礎が十分じゃなかった」
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