ルーキー特集(1)奥村洋介・松本慎之介・渡邊駿
<謙虚に一歩ずつ・奥村>
その穏やかな表情からは、レスリングとは無縁なように見えてしまう時さえある。「優勝よりとりあえず3位入賞で」。大学での目標を聞いてみるとそんな謙虚な答えが返ってきた。決してビックマウスではない。
兄の影響で3、4歳ぐらいからレスリングを始めた奥村。しかし、中学時代はテニス部に所属するなど、本格的に取り組むようになったのは高校に入ってから。世界選手権準優勝の笹本睦(綜合警備保障)を輩出した向上高で鍛錬を重ね、明大に入学した。「練習は好きじゃない。苦しいから」と苦笑いで話す。確かに厳しい練習を見ればそう言いたくなる気持ちもわかる。それでも続けられる理由がある。それは、「勝った時は本当に楽しい気持ちになる」からだそうだ。
「同じ階級(60kg級)では自分が一番弱いから、少しでも強くなれるように頑張る」。その謙虚さはどこまでも変わらない。加藤(郷・営2)、鈴木(農2)などライバル多しの階級で、その実力は劣らないことを見せつけるため新人戦のマットに上がる。
◆奥村洋介 おくむらようすけ 法1 向上高出 168cm・63kg
<いじられキャラ・松本慎之介>
「仕事ミスしないようにしないと」と1年生らしく話した松本。先輩達からよくいじられるキャラでもある。
高校時代、母の友達の子供と一緒に始めたレスリング。「やっていて、全国でも勝てるようになった」とメキメキと力をつけ、国体3位まで上り詰めた。大学では、「とりあえず一試合一試合勝てるように」と目の前の勝利を目指す。
96kgには1年生ながら先日の内閣総理大臣杯で優勝した強敵・金澤(山梨学大)がいる。しかし春の新人戦で優勝しているため、ルール上秋の新人戦には同じ階級で出場できない。ライバルが1人減ったチャンスでどこまで勝ち進めるか楽しみだ。
◆松本慎之介 まつもとしんのすけ 営1 宇都宮商高出 173cm・97kg
<存在感たっぷり・渡邊駿>
レスリング部のルーキーの中でも、学校でもひときわ目立つ渡邊駿。近づいてみるとさらに大きく感じる。しかし、その体重の割によく動くのだ。また性格はとても接しやすい。
中学時代は柔道をやっていたが、先生の誘いを受けて高校入学と同時にレスリングの世界へ。柔道の経験が生きレスリングになじむのも早かった。昨年の、JOC杯ではグレコローマンスタイル120kg級で3位に入賞した。レスリングをやっていてよかったことは「明治に入って、楽しい寮生活を送れている」ことらしい。
時折冗談が交じるが、高い目標はもっている。「もちろん優勝を目標にする」。人数が少ない120kg級で今度は成績で存在感をアピールしたいところだ。
◆渡邊駿 わたなべしゅん 政経1 焼津中央高出 178cm・110kg
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