【体操】女子団体で5位入賞! 躍進への確かな一歩/全日本学生選手権

2026.09.05

 全日本学生選手権(インカレ)が開幕!団体戦では男女12人、個人戦に出場した2人もあわせ、計14人が出場した。4年生にとっては最後の舞台となる大会。その中で女子団体は見事、目標の5位をつかみ取った。チームのメンバーや保護者の方々など、多くの声援に押され、出場選手たちは全ての種目を笑顔でやり切った。

◆8・22~25 第80回全日本学生体操競技選手権大会(高崎アリーナ)
▼男子団体
明大――2部7位
<団体メンバー>
大野慶主将(政経4=聖望学園)、菊池和磨(政経3=埼玉栄)、小川睦人(政経2=市立船橋)、山中陽翔(政経2=伊奈学園)、高田翔我(政経1=済美)、豊田雄大(総合3=駒沢大学)

▼女子団体
明大――2部5位
<団体メンバー>
室伏友梨主務(政経4=星槎国際)、岡田紗耶(文2=暁)、内野菜々美(営4=常磐木学園)、坂巻玲音(政経3=ふじみ野)、三上萌々子(文1=ふじみ野)、八代ひな(政経1=聖望学園)

 団体選手権を控えた大会初日は、個人選手権が開幕。女子では主将の秋田彩葉(文4=高松中央)、谷山妃菜(商3=創成館)が、男子では八代瑛太郎(商1=ふじみ野)が出場した。秋田は団体戦のメンバーに加われなかった悔しさをにじませながらも全力で演技に挑んだ。最終種目は、秋田自身が好きな種目である平均台。多大なプレッシャーもある中、ミス一つなく笑顔でやり切った。「1年前にケガから復帰したのに、ここまで戻ってこられて、新しい技にも挑戦することができた。個人としては悔いのない引退」(秋田)。主将としてチームを引っ張ってきたからこそ、晴れやかな笑顔で締めくくった。

 翌日、いよいよ注目の団体選手権が始まった。男子団体はゆかからのスタート。大野は「足を使う種目は自分の得意」と話し、その言葉通り、ミスやブレのない演技を披露して会場を沸かせた。続くつり輪では、1年生の高田が安定した演技を披露。2部男子種目別成績のうち、1年生として唯一トップ10に名を連ねた。そして跳馬。ここでも大野が主将の意地を見せた。「試合で初めて使う技で、練習ではあまり成功していなかった」といった高難度の技を本番では一発で成功。着地の瞬間、会場は一気に盛り上がった。しかし、男子団体は目標の370点には届かず、惜しくも7位という結果で終わってしまった。大野は大会を振り返り、「周りの雰囲気に飲まれてしまった。本番を想定した練習をさらにしていかなければいけない」と後輩たちへバトンを託した。

 一方、女子団体の第一種目は跳馬から。チーム一丸となって演技をつなぎ、観客席からの声援を力に変えた。中でも1年生の三上は、段違い平行棒、平均台、ゆかなど、ほとんどの種目で高い完成度を見せ、2部女子個人総合で7位と、1年生ながら素晴らしい活躍を見せた。また内野もゆかでの演技をミスひとつなく披露。「タンブリング以外でこだわった演技内容。その点でもタンブリングでもミスなくきれいに見せられた」と内野は笑顔で語った。6人全員が、4年生にとっての最後の舞台というプレッシャーもありながら、一人一人が演技と向き合い、全力を尽くして昨年度目標の5位をつかんだ。「みんならしく、自分らしく、最高のチーム作りとパフォーマンスを発揮できるように、明大体操部ならではの色を探して、仲間を大事にしてほしい」(室伏)。

 4年生たちにとって幕引きであるインカレ。「体操を楽しむこと」という言葉を、4年生部員らは何度も口にしていた。先輩達からバトンを預けられ、先に見据えるは1部昇格。明大体操部のさらなる躍動に期待したい。

[大塚あみ]

試合後のコメント
大野主将
――主将として取り組んだことはなんですか。
 「冬場と夏場で練習を分けています。冬場はより高難度の技にチャレンジしていけるように、体の基礎的な部分の筋肉の強化や難しい技の練習を一生懸命取り組んでいました。技ができたら、それを通しの演技に入れることも心がけていました。夏場は冬場で培った演技力を、ミスする確率をいかに減らして演技できるかに取り組んでいて、あとは個人個人じゃなくて前の人がミスしないような取り組みなど、より団体の戦い方を想定した練習をしました」

――後輩へのメッセージをお願いします。
 「体操は点数が大事ですが、やっぱり楽しむことが一番重要じゃないかなと考えているので、時にはトレーニングがすごく辛くて辞めたくなったり、逃げ出したくなる時もあるんですけど、最高の舞台であるインカレなどの舞台で自分が輝いている姿を想像すると、自然とモチベーションも燃えてくると思うので、常に先の未来を見続けながら練習に取り組んでほしいと思っています」

室伏
――この4年間を通して一番努力してきたことは何ですか。
 「自分らしい体操を突き詰めることです。自分らしい体操をしたいという目的に向かって、ケガや手術がありながらも、自分なりに突き進んでこられたと思います」

――4年間の競技生活を今後どのように生かしていきたいですか。
 「諦めないこと、続けたら絶対に自分の力になることを学んだので、これからの人生でいろいろなことや自分がやりたいと思ったものに挑戦して、自分の納得がいくところまで諦めない継続力を生かしていきたいです」