塩﨑、ライバルの背中を捉え堂々のインカレ3位/全日本学生選手権
パワー重視のグレコローマンスタイルで消耗が激しいのは、スタミナだ。第3ピリオドに持ち込まれるとスタミナ切れで落とす。明大の弱点だった。しかし今夏、2回の合宿を行い、これを払しょく。「スタミナが切れない」(徳山)。結果、順当に勝ち進んだ塩﨑と徳山が2日目に駒を進めた。翌日、徳山は惜しくも準々決勝で敗れベスト8。残す選手は塩﨑のみとなった。準々決勝の第3ピリオドのスタンドでは、下を選んだ。「返すほど体力は残っていなかった」(塩﨑)。自分のスタミナの配分を熟知しての選択だった。結果は守り切って勝利、準決勝へ。
迎えた準決勝。相手は昨年の全国グレコローマン選手権で敗れた岡本(拓大)だった。岡本は昨年の天皇杯で北京五輪代表の笹本(綜合警備保障)を破り準優勝した成長株だ。しかし「岡本は強いけど、グレコ(ローマンスタイル)はルール変更もあったし十分互角に戦える」(宮原コーチ・平21営卒)と、この相手に塩﨑がどこまで動けるかに注目が集まった。第一ピリオド、0-0で迎えたスタンドでは優勢に試合を進め3点で先取。しかし第二ピリオドでは0-0で迎えたスタンドの終了寸前でバックを取られて落とす。第三ピリオドではバックや投げ技を食らい、結局0-9で敗れた。
結果、敗れはしたが岡本という遠かったライバルの背中を捉えた。次に塩﨑が目指すのは、10月の全日本大学グレコローマン選手権での頂点に立つことだ。「塩﨑は本当に楽しみだ。フリー(スタイル)中心の練習の中でよくやっている。相手(岡本)が手の届くところに来た」と多賀総監督も絶賛。来年のインカレ、そしてその前にある今年の大会に期待の持てる結果を残し締めくくった。
~試合後のコメント~
塩﨑
(準々決勝で敗れたことについて)悔しいです。1ラウンド目を取って、その流れで行けるかと思った。でも、前に出ることができ今までで一番いい試合だった。差は縮まっている。今まで、プラスの合宿を行ってスタミナが付いてきた。無駄な点数をあげない練習を行った。精神的にも強くなった。
相澤
「いける!」と思ったが駄目だった。夏合宿はきつかったけど、自分より周りはもっと頑張っていることを実感した。
徳山
夏合宿を通してスタミナがついた。試合をしていてもスタミナが切れない。積極的になれて、流れるような攻撃ができてよかった。相手の反撃もかわすことを許さないようにできたと思う。ただ守りが弱い分、攻める必要があった。今のルールではスタンドが必要だから、グランドでの守りをしっかりしなければいけない。
関連記事
RELATED ENTRIES

