(3)男子部3年生特集

1999.01.01
 ネットプレーヤー。明治の魅力は団結力があるところだという。「ほかの大学にここだけは負けない!」と言い切るほど。昨年のリーグ戦前は部員全員で徹底的にトレーニングを行い、6限の授業後に合宿所に帰り21時半からでもやっていたそうだ。同期からはしっかりしていて責任感が強いといわれるように、来年は全員で遊んだり、砂浜でのトレーニングなど楽しみながらみんなの意識を上げられるイベントを通してさらに仲の良い部にしたいと部のことをしっかりと考えている。
◆池田喜一郎 いけだきいちろう 商3 明石城西高出 166㎝・62㎏

 現在は、持病のためにテニスはしていない。しかし、体育会本部役員としてまた違った形で部を支えている。
◆泉秋博 いずみあきひろ 法3 小倉高出 174㎝・70㎏

【鍵谷拓郎】明治のテニスは……むらさき!
 バックハンドが得意なボレーヤー。「サーブ、ボレー、ストローク、勝負強さすべて一流」とピート・サンプラスにあこがれる。「優等生」、「エリート」と同期から称される彼は、優しさ学年一。明治は、「個性的な選手が多いけど団結力があり、応援と選手が一体になったときの感覚はやばい」という。昨年のリーグ戦では勝ったときのためのガッツポーズまで考えておいたそうだ。
◆鍵谷拓郎 かぎやたくろう 営3 北陸高出 173㎝・60㎏

【神谷慎】明治のテニスは……ショートケーキ!
 今年のインカレではベスト8進出。今や明治のナンバーワンにまで成長した彼のプレースタイルは、とにかく走り回るテニス。その実力におごることなく、部員の誰もが認める努力家である。今回のリーグ戦でも声援を背に格上の相手を次々と打ち負かし、まさに彼自身が明治の魅力を体現しているともいえる。来年からは最上級生として、「全国一まとまりのある、なのにみんな我が強いというチームにしていきたい」という。
◆神谷慎 かみやしん 政経3 名古屋高出 180㎝・71㎏

【北浦真斗】明治のテニスは……海!
 オールラウンダー。同期からは「本当におもしろいやつ」とまさにムードメーカー的存在。チーム一丸となって勝利をつかみ取る。それが明治の魅力だという。人一倍向上心が強く練習熱心な彼は、今年のリーグ戦で念願のリーグメンバー入りを果たした。酒井(営4)とのダブルスで活躍中。実は「ボレーうま過ぎ!」と彼がそのボレーセンスにあこがれる海野(農2)も明治のテニスを「海」にたとえている。
◆北浦真斗 きたうらまなと 営3 法政二高出 175㎝・65㎏

【金城光】明治のテニスは……エヴァンゲリオン!
 彼のプレースタイルは、どんどん打って攻めていくハゲ打ち。同期からは「マイペースな変わり者」と評される。明治の良さは「団結力が強いところ」だといい、毎年リーグ戦中にはみんなのラケットに明治のロゴが入れてある。1年生の時からリーグメンバーとして戦ってきた彼は、「明治として恥にならないプレーをしたい」と今年も中堅として大きな期待を背負いながら活躍を見せている。
◆金城光 きんじょうひかる 政経3 沖縄尚学高出 172㎝・60㎏

【篠ヶ瀬諒】明治のテニスは……サファリパーク!
 ネットプレーヤー。「おやじ」、「すべりキャラ」と同期からいわれるが実はナイーブで、やるときにはしっかりやり通す彼。「打ち方がきれいだし、昨年とっても頑張ったから」とアガシを理想の選手としている。明治は「一つになれるまとまりの強さが魅力」だといい、来年は最上級生として自身としてはインカレ出場を目指しながら「明治を日本一の大学にしたい」と意気込む。
◆篠ヶ瀬諒 ささがせりょう 理工3 足利工大附高出 171㎝・70㎏

【清家光】明治のテニスは……私と小鳥とすずと!
 粘り強くラリーをつなぎ、相手のミスを待つシコラー。同期からは「うそつき」、「ひねくれ者」というだけでなく「人をおちょくっているようなテニスをする」とまでいわれる彼。1年生の時から部の中心戦力として活躍している。明治の魅力を「みんな元気なところ」だといい、最上級生となる来年はユーモアあふれる部にしていきたいという。
◆清家光 せいけひかる 法3 九州国際大附高出 173㎝・61㎏

【西田圭佑】明治のテニスは……波!
 ストローカー。「明治は高校時代あまり活躍せずに大学で成長した選手がほとんどで、その分選手層が厚く団体戦に向いている」。また、「OB陣のサポート体制が強くテニスだけでなく人間的にも大きく成長できる」などと熱く明治の魅力を語る。理想の選手は松岡修造で、ガッツあふれる熱い人間で人に勇気や感動を与えられるところにあこがれるそうだ。そんなアツい彼の目標はもちろん、リーグメンバーに入り王座奪還すること!
◆西田圭佑 にしだけいすけ 政経3 星稜高出 180㎝・65㎏

【水野陽介】明治のテニスは……気合い!
 どんどんストロークで攻めていくハゲ打ちが彼のプレースタイル。「何でもできるから」とフェデラーにあこがれる。昨年に引き続きリーグメンバーとして活躍する彼。明治の良さは「団結力が強いところ」だという。普段は物静かでクールだが、試合となればポイントを決めるたびに力強いガッツポーズとともに大きくほえるアツい人間。
◆水野陽介 みずのようすけ 商3 名古屋高出 170㎝・58㎏

~明大硬式庭球部を支える人々③~【コーチ】
 明大硬式庭球部の強化コーチを務めるのが、チョイ・ソンファンさん。このチョイ強化コーチ、実は元韓国デ杯選手なのだ。以前から選手たちへの指導を行っており、男子部の1部昇格を機に正式に強化コーチに就任。「就任前から部員たちを自分の選手として見てきたので、コーチ就任の話がきた時は本当にうれしかった」という。世界のレベルで戦ってきたチョイ強化コーチは、「部員たちはまだ大きな舞台で活躍できていないからまだまだ考え方が狭いし、プレー中大事なときに余裕がない」といい、指導も悪い部分は悪いと甘やかすことなく細かいところから厳しく行っているそうだ。しかしそれも、「部員たちは本当に練習熱心、もっともっとやれると思う。全日本の舞台やプロとして活躍できる選手を育てたい」と大きな期待があってのことなのだ。

 9月19日は、亜大との1部リーグ最終戦!!