尾川主将、まさかの1回戦敗退/全日本総合選手権
日本拳法界最もレベルが高いとされ、全国各地から選抜された各階層からの選手が参加する今大会。本学からは上位を狙い、尾川主将、後山の2名が出場した。しかし尾川主将はまさかの初戦敗退、後山も2回戦で敗退と、ともに悔しい結果となった。
初戦、尾川主将は苦戦を強いられていた。両者攻め合うが、思い切りの技が出ず、点数が入らない。時間だけが過ぎていく。そんな時だった。「尾川、お前はまだ何もしてない!まだ何もしてないぞ!」(牧コーチ)。その言葉に尾川主将はうなずいた。そして先制を奪い、この勢いで初戦突破を果たすかと思われた。だが安心した矢先、面付き1本を決められ同点に。まだ1回戦、ここで負けたら終わりなのだ。必死に拳を前に付きだす尾川主将。しかし入らない。そして間もなく次の1本が尾川主将の面をめがけてたたき込まれた。初戦敗退。ブザーが鳴った瞬間、尾川主将は首をかしげて納得のいかない表示を見せた。マットの外で一点を見つめ、落ち込む尾川主将の姿が寂しかった。
初戦、尾川主将は苦戦を強いられていた。両者攻め合うが、思い切りの技が出ず、点数が入らない。時間だけが過ぎていく。そんな時だった。「尾川、お前はまだ何もしてない!まだ何もしてないぞ!」(牧コーチ)。その言葉に尾川主将はうなずいた。そして先制を奪い、この勢いで初戦突破を果たすかと思われた。だが安心した矢先、面付き1本を決められ同点に。まだ1回戦、ここで負けたら終わりなのだ。必死に拳を前に付きだす尾川主将。しかし入らない。そして間もなく次の1本が尾川主将の面をめがけてたたき込まれた。初戦敗退。ブザーが鳴った瞬間、尾川主将は首をかしげて納得のいかない表示を見せた。マットの外で一点を見つめ、落ち込む尾川主将の姿が寂しかった。
続く後山は初戦を難なく突破し、迎えた2回戦は力ある自衛隊員との対戦。序盤、なかなか技が出ない両選手に指導がくるなど、消極的な試合が展開されていた。しかし試合を動かしたのは相手の方だった。スキを付かれての面付き。そこからの後山にもう最初の消極さは全くない。何とか取り返そうと必死に暴れまくった。終わりを告げるブザーが鳴ると同時に「おりゃー」と勢い付いた蹴りを入れるも、その蹴りも空振り。2回戦敗退が決まった。試合終了後、マットの外で他大の試合を見る後山の顔には、悔しさがにじんでいた。
今大会のあっという間の2人の敗戦は、非常に残念であるとともに10月末に控えた個人インカレでの勝敗の行方が心配になった結果だった。今回、尾川主将と後山にとって「序盤からのリズムづくり」という課題が明るみになった。次回ではその課題を克服し、決勝へと駒を進めてほしい。そして、続々と出場する明治の拳士にも期待だ。目指せ学生日本一!!
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