ベスト8という結果も、今後に期待/全日本学生選手権

1999.01.01
ベスト8という結果も、今後に期待/全日本学生選手権
 厳しい暑さの続く名古屋の地で、今年も全国から229の大学が参加して全国大会が開かれた。ここ最近の大会で思うように結果の残せていない本学。しかしこの大会前に行われた交歓戦では1部リーグ校にも引けを取らない結果で、調子は上向きだった。そして、その調子通りの結果だけには表れない今までとは違う精神面での強さを感じることができた。

 まず初日に行われたのは男子団体戦予選。本学は皆中二つを含め、16中というまずまずの成績で予選を通過する。そして2日目に行われた決勝トーナメントでは毎回16中以上を的中させ、前日からの好調さを維持していた。その結果、2回戦では強豪校の東農大にも3中差で勝利を収めた。ところが、3回戦では今大会優勝校であり、全立ちで20本中19本的中という日大に驚異の強さを見せつけられ敗北。1部校の的中の安定さを身にしみて感じることとなった。しかし日大に敗れはしたものの、確実に進歩が感じられるベスト8という結果だった。一方、同じ日に行われた女子団体戦では、本学は惜しくも同中競射に敗れ決勝トーナメント1回戦で敗退した。

 3日目の個人戦決勝射詰めでは男子、女子共に苦戦を強いられる。そんな中、男子個人戦で1年生の長澤が奮闘した。惜しくも八寸射詰めの1本目で敗退したものの、堂々とした戦いぶり。団体戦に出場した同じ1年生の佐々木(理工1)と共に将来の明大弓道部を背負う期待の新人である。

 今年度から監督が替わった明大弓道部。「結果を残すにはまだ少し時間がかかるが、確実にレベルは上がっている」と竹尾新監督は自信をのぞかせた。個人戦では4年生や3年生が射場の後ろで後輩をそろって応援するなど、チームワークもばっちりの様子。団体戦でも、前の一人が当たらなかった時でも自分は確実に当てようという気迫が感じられ、それが今回の的中率に繋がったのだろう。これまで取材をしてきた中で、「調子は悪くないけれど射に立った時の気持ちの入れ方を考えたい」という選手の言葉をよく聞いてきた。今回、結果にはまだ結びつかないまでも、その反省をしっかり生かすことができてきたのだと感じた。それが見事に結果に結びついた時、明大弓道部は素晴らしい快挙を成し遂げるはずだ。