無得点も周回達成 さらなる飛躍を誓う/全国安全確認飛行会

2026.03.17

 埼玉県熊谷市の妻沼滑空場で全国安全確認飛行会が行われた。明大からは、横尾晃輝(理工3=修悠館)が出場した。フェアプレー賞を受賞することはできなかったが、来年度に向けて期待が高まる。

◆3・7~3・14 全国安全確認飛行会(妻沼滑空場)

 グライダーは、ウインチと呼ばれる装置で上空へ引き上げられた後、上昇気流(サーマル)に乗り空を飛び、ポイント地点を一定の高度で通過し、タイムを競う。この飛行会は、昨年度の大会で起きた飛行中の事故を受け、主要な大会は開催中止となり約半年ぶりに、全国安全確認飛行会という形で開催された。以前の成績重視の競技会とは異なり、安全意識を高める目的で指定されたコースを減点・ペナルティなく周回した選手にフェアプレー賞が贈られた。

 明大としては「小さな危険を取り除いて、いずれ迎える大きな危険をなくしていこう」(横尾)という意識をもって挑んだ。1日目は、背⾵待機が続きノーコンテストに。2日目では、初めて飛ぶコースで、今大会の1つの目標でもある周回を達成した。しかし、減点を受け得点にはならなかった。最終日の5日目では、サーマルがある場所に向かい、それから目標地点に飛ぶ計画だったが「思ったより上昇気流の幅が狭かったため捕まえきれなくて、高度も上げきれず、結局500メートルを行ったり来たりした」(横尾)と悔しさをにじませる。

 明大は惜しくも、フェアプレー賞を受賞することができなかったが「今回の飛行会で悔しい思いをしたので、それを晴らすために優勝を目指したい」(横尾)と意気込む。この経験を糧に、さらなる成長が期待される。

[君嶋亜美果]

試合後のコメント

――今年度の目標を教えてください。
 「大会としての目標は団体で一番上を目指したいです。そのためには、自分1人だけでは無理なので、みんなで底上げして団体の優勝を狙いたいです」

――航空部に入ったきっかけを教えてください。
 「人間は地面を走ったり、海を泳いだりすることはできるのですが、空を飛ぶことができません。しかし、グライダーという道具に乗ることによって初めて空を知ることができるので、そこが魅力的でこの部活に入りました」

――航空部の難しいところは何ですか。
 「グライダーはどうしても危険なものではあるので、それをできるだけ排除していくためには、1人1人が100点の行動を叩き出していかないといけないのですが、人間は完璧なものではないので、誰かしら絶対ミスはするし、手間取ることもあるので、そこをいかに周りがフォローしていくかが大事な部分です」