(女子)住吉が5位から挽回狙う 江川は6位、奥野は19位でFSへ/国民スポーツ大会冬季大会
青森県八戸市で、国民スポーツ大会冬季大会(国スポ)のフィギュアスケート競技が開催された。初日に行われた女子SP(ショートプログラム)には東京都代表に住吉りをん主将(商4=駒場学園)、奥野友莉菜(商1=駒場学園)、福岡県代表に江川マリア(政経4=香椎)が出場し、都道府県を代表して演技を披露した。
◆1・31~2・3 国民スポーツ大会冬季大会 スケート競技会(FLAT HACHINOHE)
▼1・31 成年女子SP

住吉は先週末に風邪をひいてしまい、まだ咳の症状が残る中で演技に臨んだ。体調不良から回復が間もないものの、冒頭のダブルアクセルは余裕ある着氷で流れをつかむ。2本目の3回転ルッツと3回転トーループのコンビネーションジャンプは「すごく質のいいものが跳べた」と満足感を見せた。最後に予定していた3回転フリップは2回転となり得点にならなかったが、スピンとステップは最後まで丁寧にこなして全て最高評価のレベル4を獲得。繊細な演技に会場からは温かな拍手が送られた。

今季限りでの現役引退を表明している江川は「こんなに大きい会場で、たくさんのお客さんの前で滑れる大会は最後」と演技後には晴れ晴れとした表情を見せた。中庭健介コーチからは「のびのび滑っておいで」と声を掛けられ、その言葉に応えるかのような万感の演技を披露した。1本目に跳んだ3回転フリップと3回転トーループのコンビネーションは「練習でうまくはまっていなかった」と納得いかないものになったが、続く3回転ルッツはしっかりと着氷。最後のダブルアクセルも幅のあるジャンプで加点を獲得した。スピンとステップも全て最高評価のレベル4となり、思いを込めたプログラムを笑顔で滑り切った。

奥野は「朝の公式練習から調子が悪かったのもあって少し不安だった」と緊張の面持ちでリンクに立った。気持ちを切り替えて演技に臨もうとしたが、本番では気持ちの乱れがミスにつながった。冒頭のダブルアクセルはきれいに着氷するも、2本目は単独の2回転ルッツとなり無得点に。最後のジャンプもコンビネーションがつけられず、点数は伸びなかった。三つのスピンでは全て最高評価のレベル4を獲得したが「緊張感をいい緊張に変えようとは思っていたので、それがうまくいかなかったことがやはり悔しかった」と19位でのSP通過に涙をにじませた。
[大島菜央]
試合後のコメント
住吉
――今日の演技を振り返っていかがですか。
「途中まですごく気持ち良く滑っていくことができて、最後のジャンプが流れが良かっただけに悔しいんですけど、その部分はしっかり明日修正できたらなと思います」
――点数については率直にどう思われましたか。
「ジャンプ一つ分全く点数が無くなっているのに65点というのは(点数を)頂けたなというふうに思っているので、その分すごく逆に悔しいんですけど、明日もしっかり点数を出していただけるような滑りがしたいなというふうに思います」
江川
――どんな思いでここまで練習されてきましたか。
「もう本当に全日本(選手権)でやるべきことは出し切ったので、あとは本当に残り少ない試合をしっかりかみ締めながら、本当に感謝の気持ちを込めて滑れればいいなというふうに思って、一つ一つ丁寧に滑れたかなというふうに思います」
――FS(フリースケーティング)はどなたに向けて滑りたいですか。
「やはり今回はたぶん健介先生(中庭健介コーチ)が引率してくださる最後の試合だと思うので、本当に健介先生なしでは自分は絶対にここまでの選手になれていなかったと思うので、一番先生への感謝の気持ちを込めて滑りたいなというふうに思います」
奥野
――リンクサイドからの東京チームの声援はどのように届いていましたか。
「いつも一緒に練習している仲間たちがすごく笑顔で送り出してくれたので、すごく自信になったんですけど、それをしっかり自分の演技に変えられなかったのは、自分が至らなかったからだと思います」
――FSではどんな演技を目指したいと思っていますか。
「今回のSPの演技の時に、岡島先生から言われたんですけど、余計なことを考えないようにして、挑みたいと思います」
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