4年生ラストインタビュー③/西脇颯
日本学生氷上競技選手権(インカレ)準優勝という結果で幕を下ろした村社組。最後の戦いを終えた4年生に話を伺った。第3回は西脇颯(文4=武修館)のインタビューをお届けする。
(このインタビユーは1月9日にオンラインで行われました。)
――インカレが終わってから2週間近くが経ちますが、今はどのような心境ですか。
「この4年間、すごくあっという間だったなというのと、インスタグラムとかユーチューブを開くと、中大さんの投稿が上がっているのを見て、2週間経った今でも悔しさはずっと残っているという感じですね」
――エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)からインカレの間、どのような気持ちの切り替えや練習をされましたか。
「秋リーグの結果は思っていた結果じゃなくて、スタッフ陣と練習からもっと質を上げていこうということで、しっかり練習に対する取り組みや陸上トレーニングに対して、最後4年生が中心となって徹底的に追い込みました。そこをスタッフ陣も理解してくれて、練習の質がぐっと上がった気がします」
――3年連続の準優勝となりましたが振り返っていかがですか。
「今シーズンは秋から、個人的に調子が良くなくて、全然得点を取れていなくて、インカレではしっかり結果を残したかったです。傍から見たら準優勝はすごいと思いますが、明大からしたら準優勝というのは全然すごくなくて。勝って当たり前の常勝明治と言われてきた中で、この3年間インカレ優勝という文字を一度も出していないことが、自分たちも悔しいです。やはり最後勝ったチームがその年のチャンピオンだと思うので、負けてしまったというのは自分たちのせいだし、インカレに関しては、先輩たちの思いも背負っていたので、その分、悔しさが胸の中にありますね」
――4年生となってからの1年間を振り返っていかがですか。
「この1年間、ずっと一つ目という看板のセットで使っていただいて、春は全勝したのにも関わらず、準優勝という不甲斐ない結果で終わってしまいました。この1年間、三冠と全日本アイスホッケー選手権でのジャイアントキリングというプロのチームに勝つことを目標にしていましたが、それを一つも達成できず。個人的にはすごく悔しいシーズン、辛いシーズンだったかなと思います」
――明大での4年間を振り返っていかがですか。
「自分は高校まで自宅生だったので、大学に入って寮生ということで親元を離れて何もできない自分をまた一から人間としても成長させてくれた先輩方とかには本当に感謝していますし、違う環境の中で人間としても成長できたのかなと思います。ホッケー面でも明大は他の大学に比べて独特なカラーがあって、他のチームにはないものがあって、そういった面はすごく自分のこれからのホッケー人生にとってもいい経験になったかなと思います」
――大学で寮生活になったとおっしゃっていましたが、寮生活の思い出はありますか。
「自分の部屋は仲が良くて、よく部屋の先輩にご飯連れて連れてってもらったりとか、一緒に遊びに行ったりとかしていました。去年の誕生日の時に、自分の誕生日が9月なのですが、1個上の部屋の先輩も9月生まれで、それで部屋でディズニーに行きました。それが本当に楽しくて、この大学4年間で一番濃かったなと思いますね」
――大学で辛かった経験はありますか。
「2年目から3年目の春にかけて、プレー時間が全然なくて、自分の中であまりこういうスランプというか、使われなかったことが本当になかったので、そこですごく自分の中で葛藤して、どうしたら出られるんだろうとか、自分のプレースタイルを押し殺して出ようとか、そういうのをすごく考えた年だったのでこの1年間が一番個人的には辛かったと思いますね」
――同期の4年生はどのような存在でしたか。
「さっき言った2年生の秋から3年生にかけて、自分が試合に出られてなくて他の同期が試合に出ているのを本当に見ていました。そのような中で同期とご飯に行った時に助けの言葉を述べてくれましたね。結構普段はおちゃらけたりとか、抜けている部分が多い同期なのですが、そのような話になると真面目に真剣に寄り添ってくれて、真剣な話をする時は熱く話せる、面と向かってものが言える、本当に素晴らしい同期だなっていうのは4年間思いましたし、すごく自分自身も助けられました。だからかけがえのない存在かなというのは思います」
――村社海莉主将(文4=埼玉栄)はどのような主将でしたか。
「海莉はムードメーカーでしたが、4年目になってからはしっかりキャプテンとして自覚を持って、自分よりもチームを一つにまず考えていました。海莉的にもこの1年間はすごく苦労したと思いますが、そこで海莉が一番何事にも全力で取り組んで、その背中を見てみんながついてきたので、結果は出なかったですけど、海莉がキャプテンで本当に良かったなって思います。海莉自身はどう思っているかはわかりませんけど、自分は本当に彼がキャプテンじゃなかったらここまでやってこれなかったなと思いますし、本当に素晴らしいキャプテンだったなっていうのは改めて思います」
――同期へ伝えたいことはありますか。
「来年から同期の顔が見られなくなるっていうのは、改めて考えると心細いし寂しいです。それぞれアイスホッケーを続ける人にしろ、アイスホッケーを辞めて働く人もいると思いますが、インカレで優勝できなかった分、自分も頑張るので、それぞれの道でナンバーワン目指して頑張ってほしいなというのを思っています。同期の活躍は、アイスホッケーだけじゃなくて、仕事面での活躍も本当に自分は願っています」
――後輩に期待することはなんですか。
「自分が1年生の時にしかインカレ優勝を経験していないし、今年一年に関しては、優勝、1位という文字を経験させてあげることができませんでした。とりあえず来年は優勝を新4年生には後輩のために残してほしいですし、3年生以下も4年生がしっかり優勝できるように力を貸してほしいと思います。自分は大学4年間がすごくあっという間だったので、4年間を悔いなく本当に充実したものにしてほしいなと思います」
――同部屋の後輩に対してメッセージはありますか。
「自分の1個下で1番歴が長い木村詠二(文3=埼玉栄)は去年ぐらいから、すごく辛い思いをしました。脳震盪の影響でもうアイスホッケーはできないということを医師に言われたんです。チームで1番か2番にアイスホッケーが好きだということは自分の部屋の子ですしわかっているのですが、アイスホッケーがやりたいのに、できないというのは、自分が同じ立場だったらアイスホッケー自体がもう嫌いになっちゃうと思います。それなのにも関わらず、チームのために献身的なサポートだったりとか、データを取ったりとかしてくれているのを、自分は2年間見てきているので、特に今年の1年間、本当にすごくデータのおかげで助かりました。なので、最後にも伝えたのですが、詠二なりに悔いなく、4年間明大に入ってよかったなって思えるようにやってほしいので本当に今年1年間、悔いなくチームのために力を貸してほしいと思いますね。2年生の天明海太(商2=北海道清水)はちょっと生意気なので(笑)。でも今年1年で本当に彼はプレーが伸びたと思いますし、来年は彼のプレーに期待したいと思います。1年生の伊藤周透(文1=武修館)に関しては、同じ地元の釧路出身で武修館出身の子が来るのは本当に久々だったので、周透も周透であんまり自分に気を遣わなかった感じはちょっとしていて、生意気でしたが(笑)。でも自分の後輩2人が詠二の分までプレーで結果を残してくれるように、来シーズンはその2人に期待したいと思います」
――最後に後輩へのエールをお願いします。
「自分は小さい頃から明大を見てきて、常勝とつくほど本当に明大が強かった時期からずっと知っています。けれど、今は本当に厳しいことを言うと、何も成し遂げていません。伝統もすごく大事ですけど、次は自分たちのチームなので、カラーを合わせる必要はないと思います。今年がこうだったから来年もこうするではなく、自分たちのカラーを持って、常勝明治を復活できるように、まずはチャレンジャーの気持ちで1戦1戦に臨んでほしいなと思います。ずっと見て応援しているので、頑張ってほしいですね」
――ありがとうございました。
[川瀬吾一]
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