
立大に勝利も課題浮き彫りに/日本75周年記念
第1クォーター、開始5分でグリフィンズはRB高松(政経1)がタッチダウンを奪い先制。ディフェンス陣も立大ラッシャーズのゲインを許さず、そのまま7-0で第1クォーターを終える。そして続く第2クォーター、「前半はパスが良い感じに通っていた」(田中(蔵)政経3)と本人が語るようにグリフィンズはパスとランを巧みに使い、多彩な攻撃を繰り広げる。いい流れの中、RB川上(商2)がタッチダウンを奪い、7点を加点。この勢いに乗ったまま前半を終えるかと思われた。ところがこの日のグリフィンズはピリッとしない。前半終了間際、QB田中(蔵)が残り時間を見誤る作戦ミスで得点機を逃してしまうなど、嫌な雰囲気に包まれる中、14-0で前半を終了する。
そして第3クォーター、「どうしてこうなってしまったのかもわからない。集中力がなさすぎる」(カラフチ主将・営4)というように、集中力を欠いたグリフィンズは細かいミスが目立ち始め、ディフェンス陣もラッシャーズに押し込まれ始めてしまう。「前半終了間際のミスで監督に怒られ、落ち込んでパスも通らなくなった」(田中(蔵))と精神的な崩れも影響し、徐々に相手にペースを握られてしまう。悪い流れを断ち切ることができないまま、ついにラッシャーズにフィールドゴールを許し3点を返されてしまう。
そして迎えた第4クォーター、RB喜代吉(理工4)がタッチダウンを奪い6点を加えスコアを20-3とし、流れを取り戻すかと思われた。しかし再びオフェンスに回ると、高松が痛恨のファンブル、「流れを悪くしてしまった」(高松)。フィールドの流れはラッシャーズに傾き、タッチダウンまで許してしまう。終了間際にも川上がファンブルするなどミスを連発。勝利はしたものの、課題の残る内容となった。
この試合ではグリフィンズ不動のエースRBである喜代吉ではなく、高松、川上などの1、2年生を起用。随所に活躍を見せたが、「試合に出る以上は4年生と同じ。だからこそファンブルなどミスをしてはいけない」(芹澤・平21文卒・現富士通)、「いくら良い動きをしていてもファンブルしていては意味がない」(カラフチ主将)と厳しい意見が出るほどにミスが目立つなど、オフェンス陣は未だ喜代吉頼りの現状が浮き彫りとなった。「今まで壮さん(喜代吉)の個人技でポイントが取れていた。秋までに喜代吉抜きでも戦えるようにしなくちゃいけない」(田中(蔵))。秋のリーグへ、喜代吉以外のRB、ひいては「雑草軍団」全体の成長が必須となる。
試合後、「夏前に自分たちがやらなければならない課題がわかった」(カラフチ主将)、「リーグ戦までに修正しなければならないものを見つけた」(田中(蔵))と選手たちの気持ちは秋のリーグ戦へと向かっている。また、今回はXリーグで活躍するOBなどと一緒にプレーすることで選手たちは良い刺激を受けた。この刺激をただの感想で終わらせるのではなく、実際にどう形にしていくのか。夏を終え、秋のリーグ戦が開幕する時、その雑草軍団の進化の真価が問われる。
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