関東学生選手権展望~関東の頂への挑戦~Ⅰ
下級生が好成績を残していく中、これまでなかなか上位入賞を果たせずにいた4年生。今年は最上級生として、その気力だけでなく実力でも部を引っ張ります。
平屋徹主将(政経4)
「自分の納得のいく試合ができればそれが一番」と話すのは平屋主将。「それで結果はついてくる」。シングルスではシード入りできていないが、十分ランク入り(ベスト16入り)を狙える位置にいる。今年、最後の年にして初めて、ランク入りを達成できるかもしれない。
しかし、それ以上に注目すべきは林(営4)とのダブルスだ。昨年のランキングで6位だったということもあり、今年は第5シードに入っている。「優勝しか狙ってない」とはっきり言う。部内では、ダブルスとして1番長くペアを組んでいる2人。だからこそ、「試合でやるべき仕事はお互いに理解してる」。過去2年間準々決勝で悔しい思いをしてきたが、今年はそれ以上の結果が期待される。
林祐麻
平屋主将同様ダブルスに懸ける思いは強い林。今年準々決勝まで進出すれば、早大のエースダブルス足立・笠原組と対戦する。「リーグ戦で負けた学校でもあるし絶対に負けたくない」。特にルール変更からなかなか結果を残せてない2人。「なんとしてでも決勝まで残って池田・軽部と戦いたい」。今大会では、最後までいい試合を魅せてくれることだろう。
一方シングルスでは、5回戦での高木(筑波大)との戦いに注目だ。地元が同じで、これまで何度も対戦してきた。しかし「シングルスの公式戦ではまだ勝ったことが無い相手。なんとしてでも勝ちたい」。
勉強が忙しく、なかなか練習時間を取ることが難しい林だが、「やるからには全部勝つつもりで一生懸命頑張る」と話す。副主将としても部を支える彼は、「シングルス、ダブルス共に明治から優勝者を出せるように貢献していきたい」と、今大会における意気込みを語った。
大塚裕貴(商4)
今大会、明治の4年生として唯一シングルスでもシード入りを果たしている大塚。だが、意外にも過去3年間シングルスでランク入りを果たしたことはない。シングルスは「べスト16が最低目標」と話す。その6回戦、ベスト16決定戦(ランキング決定戦)で対戦するのは専大の同じ4年生、徳増。「相手は厳しい方だけど、そんなにやりにくい相手でもないから勝ちにいく」。
ダブルスでは、和田隆仁氏(平21法卒)とのペアでランキング5位に入った昨年。今年は柴田(法4)とのダブルスで第11シードになっている。ペアを組むのは1年次の新人戦以来久々となるが、「部内でやっても負けてないんで、いい感じ。ベスト8以上入りたい」と意欲を表した。
先日、「モチベーションも上がってきているし、調子はいい」と話していた大塚。4年生として、素晴らしい活躍を見せてくれるに違いない。
柴田健一(法4)
「関東学生(関東学生選手権)は自分にとって一番大切な大会」と話す柴田。それだけに、今大会に懸ける思いも強い。「大学卒業すれば今みたいに本気で卓球することはない。4年生なんで、意地出してやろうかな」と意気込んでいる。昨年、シングルスでは惜しくもランキング決定戦で敗れベスト16入りを逃したが、今年こそ、初のランク入りなるか。
ダブルスでは、石﨑孝志氏(平21政経卒・現リコー)とのペアで昨年7位になっている柴田。大塚と組む今年も、高成績が期待される。順調に行けば準々決勝で対戦する中大のエースダブルス森田・瀬山組に勝ち、ベスト4以上を狙いたい。
最上級生になり、柴田は「もう試合で緊張することはない。思いきってやれる」と話す。彼にとって「最後の夏」とも言える今年の関東学生選手権は、最高の思い出になるはずだ。
次回は、1~3年生のシード選手を紹介します。
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