(女子)個人、団体ともに優勝! 住吉、江川がワンツーフィニッシュ/日本学生氷上競技選手権

 日本学生氷上競技選手権(インカレ)最終日は、団体優勝を懸けた女子FS(フリースケーティング)が行われた。住吉りをん(商4=駒場学園)がSP(ショートプログラム)、FSともに1位で2連覇。江川マリア(政経4=香椎)は自己ベストを更新する渾身(こんしん)の演技で総合2位に輝いた。奥野友莉菜(商1=駒場学園)は初のインカレで総合11位となった。団体としても優勝を果たし、男子とともにアベック優勝を成し遂げた。

◆1・8〜11 日本学生氷上競技選手権(辰巳アイスアリーナ)
▼1・11 選手権女子

(写真:2連覇を果たした住吉)


 SP1位発進の住吉は「4回転ができるほどのトリプルトーループができていなかった」と4回転トーループを回避した構成で挑んだ。転倒や回転不足はあったものの、ジャンプをまとめ切り、スピン、ステップはすべて最高評価のレベル4を獲得。強く、美しい演技に会場は盛り上がり、総合1位に輝いた。「納得いかないというか、悔しい部分も残ったが、結果として個人で優勝して、2連覇できて。そして1年生以来のフィギュアのアベック優勝ができて、さらに総合3部門でもアベック優勝という本当にこれ以上ない結果をいただくことができて、うれしいなという気持ちでいっぱい」と喜びをあらわにした。

(写真:自己ベストを更新した江川)

 江川は安定感のある演技で自己ベストを更新した。直前の滑走の河辺愛菜(中京大)が130点を超える演技をしたが「無駄なことは考えずに目の前のことに集中してやろう」という気持ちで挑んだ。冒頭の今シーズン力を入れている3回転フリップと3回転トーループのコンビネーションジャンプを鮮やかに成功すると、難易度の高い3回転ルッツも成功。中盤、3回転ループで転倒があったものの、その他のジャンプは成功し、スピンとステップも全てレベル4の見事な演技を披露。「ループの後もきちんと切り替えて、最後までスピードを落とさず演技をすることができた」と総合2位に輝いた。

(写真:初)

 インカレ初出場の奥野は悔しさをにじませた。ジャンプは3回転ループで転倒するなど、回転不足や着氷の乱れが相次いだ。「チーム戦になってしまうと、プレッシャーがかかってしまう」と緊張からミスが出てしまった。しかし、高い表現力が光った。指先まで意識した繊細な動きと、滑らかなスケーティングで観客を魅了し総合11位となった。

 4年生の住吉、江川は最後のインカレでワンツーフィニッシュ。フィギュア部門、スケート部3部門総合ともに男女アベック優勝と有終の美を飾った。これからの明大勢の活躍に期待だ。

[野原千聖]

試合後のコメント
住吉
――6分間練習を見ていて、トリプルアクセルをやるのかなと思っていました。
 「ダブルアクセルが昨日からなんですけど、少しここの氷にうまく合わせることができなくて、滑っていっちゃうなという感じだったので、その後コーチとも少し話したんですけど、いろいろ今後の考え方としても、私の滑り方だったり、ジャンプも全部そうなんですけど、重心が軽くて上にある状態なので、スッと滑ってっちゃう、足が取られてしまうというところが、これまでもあったので、そういうところを改善していこうかという話にはなりました」

――大学年間で一番楽しかった思い出はありますか。
 「難しい。でも、今年の夏に明治で明治合宿で野辺山に行った時に初めてバーベキューをしたりとか、みんなで牧場まで行ったりとか、自分が初めて引っ張る立場になって、今まで先輩がやってくれたことや後輩からどんなことしたいみたいなことを聞いて、出てきた案をみんなで楽しむことができて、すごくいい思い出になったなというふうに思います」

江川
――最後のインカレでしたが、さみしさはありましたか。
 「仲間と一緒に戦うではないけど、大学で背負って戦うということは、本当にこの4年間ずっと楽しい思い出しかないというくらいいい思い出ばかりだったので、これが最後と思うと少しさみしさはあるなというふうに感じます」

――残り2試合ということで、意気込みをお願いします。
 「たくさん今まで応援してくださったファンの方も国スポ(国民スポーツ大会)見に行くと言ってくれる方も多くて。なので、自分のできる精一杯の演技をして、少しでも感謝の気持ちを伝えられたらいいなというふうに思います」

奥野
――振り返っていかがですか。
 「前半まとめることができてすごく良かったと思うんですけど、やはり後半一つミスをしてしまってから、体力的にも精神的にも少し動揺してミスが続いてしまったというのが、やはり何度も繰り返し同じようなミスをするのが今回も出てしまって悔しいです」

――これからへの意気込みをお願いします。
 「自分の課題はやはり上の点数、エレメンツのスキルがまだジャンプが特にいろいろ足りないので、そう言った部分をしっかり決めていくのと、やはりジャンプが決まらないとPCS(演技構成点)も伸び悩むことが今シーズンの大会を見ててすごく思うので、まずはジャンプの強化。それとスピンミスが今シーズンすごく多かったので、スピンをしっかりもう一度練習していきたいです」

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