(男子)佐藤圧巻の演技でSP1位発進/日本学生氷上競技選手権

 日本学生氷上競技選手権(インカレ)が開幕した、団体戦となる本大会には佐藤駿(政経4=埼玉栄)、菊地竜生(政経3=目黒日大)、周藤集(政経1=ID学園)の3人が紫紺を背負って出場。佐藤は93.13点でSP(ショートプログラム)1位となり、フィギュア部門連覇に向け好スタートを切った。

◆1・8〜11 日本学生氷上競技選手権(辰巳アイスアリーナ)
▼1・10 男子SP

 五輪内定後初の試合となった佐藤は明大スケート部総合主将として試合に臨んだ。「6分間練習でも調子が良かった」冒頭の4回転ルッツを完璧に着氷し、2.30点ものGOE(出来栄え点)を記録。続く4回転トーループ+3回転トーループも決め勢いに乗ると、トリプルアクセルも着氷。高い完成度でプログラムを演じ切り、2位と10点以上の差をつけ1位に立った。「いいスタートダッシュが切れたと思う」と振り返り、五輪での活躍にも期待が高まる。

 「調子を上げきれなかったが、最小限のミスで抑えることができて良かった」と演技を振り返った周藤。トリプルアクセルを決めるも続くコンビネーションでは着氷が乱れてしまう。それでも最後のジャンプである3回転フリップを決め、さらには全てのスピンで最高難易度のレベル4を獲得した。「ジャズっぽい雰囲気を表現できた」と強みの表現力を遺憾なく発揮し70.40点で、1年生ながら4位に付けた。

(写真:華麗なステップを見せた周藤)

 プログラムを変更した菊地は『Hyperion』を初披露。レザーの衣装でスピード感あふれるスケーティングを見せた。武器であるトリプルアクセルを豪快に決めると、続くジャンプでは果敢に4回転サルコーに挑戦。「SPから4回転ジャンプを決めることの難しさを実感した」とジャンプは回転不足の判定を受けてしまったものの、これまでとは異なるクールなプログラムを披露し、会場を沸かせた。来シーズンはいよいよ4年生となる菊地。「悔いなく自分のやりたいことをしっかり現役最後出していきたい」と意気込んだ。

(写真:新プログラムを披露した菊地)

[藤岡千佳]

試合後のコメント
佐藤
――インカレについてどのような印象を持っていますか。
 「すごく好きな大会ですし、去年も出場させていただいたのですが、このような雰囲気は他の試合だとなかなか味わえないので、今回も緊張せず楽しんでできたと思います」

――今季は4回転ルッツの成功率がかなり高いですが、その要因は何でしょうか。
 「やはり試合で決めることで自信がついたという部分が大きいと思っていて、昨シーズンの世界選手権でルッツ2本をしっかりと決められたというのがすごく大きかったですし、今シーズンに入ってからもルッツの調子がすごくいいので、それが一番大きいのかなと思っています」

菊地
――年末年始ブラッシュアップした点はありますか。
 「SPを変更したのですが、自分の得意分野というか、スピード感のあるプログラムで4回転を決めたかったのですが、今回ちょっと失敗してしまって。気持ち切り替えて、明日のFSでしっかり成功できるようにしたいなと思います」

――新プログラムについてはどのように感じていますか。
 「SPとFSで、どちらも不思議な世界観的なものが被っていたので、今回SPを変えて、SPとFSでまたちょっとイメージがガラッと変わっていると思うので、そういった点でFSとの相性がいいのかなと思います」

周藤
――今回が初めてのインカレとなりましたが、率直な感想を教えてください。
 「先輩方から学ぶこともたくさんある中で、応援、声援がすごく聞こえてきてとても力になる試合でした」

――GOEを上げる練習について現在どのような段階だと評価しますか。
 「韓国のソ・ミンギュ選手という方がいて、その選手がすごくGOEがつく降り方をされているので参考にしていて、練習では結構いい感じに降りられているのですが、まだ試合では出せていないので、10段階中で2段階ぐらいだと思います」