(女子)住吉、全日本の悔しさ晴らす会心の演技で首位発進! 江川2位、奥野11位/日本学生氷上競技選手権
日本学生氷上競技選手権(インカレ)が開幕した。個人戦に加え、大学対抗の団体戦も含む本大会。明大女子からは住吉りをん(商4=駒場学園)、江川マリア(政経4=香椎)、奥野友莉菜(商1=駒場学園)の3選手が出場した。住吉は全日本選手権の悔しさを晴らす70点超えの好演技で首位発進、そして江川も次いで2位、奥野は11位となった。
◆1・8~11 日本学生氷上競技選手権(辰巳アイスアリーナ)
▼1・10 女子SP(ショートプログラム)

五輪代表選考が懸かった全日本選手権(全日本)では総合18位と涙をのんだ住吉。全日本後、自身のSNSで現役続行を表明するとともに、今季のSP『Alba Lullaby』に込めた思いを明かした。元々は家族への感謝という意味を込めていたというプログラムだが、実はスケート人生を生活面や精神面でサポートし続けてくれた、天国にいる亡き父への感謝が込められていた。その思いを胸に、公表後初披露の場となる本大会に臨んだ。
滑らかなピアノの旋律とともに、父の手を取り共に歩くような振り付けから演技は始まった。冒頭のダブルアクセルを華麗に決めると、続く3回転ルッツ+3回転トーループの連続ジャンプも難なく成功。3回転フリップも着氷し、全日本で乱れがあったジャンプを全てミスなくまとめた。さらに、手先まで神経を巡らせた丁寧な表現と、伸びやかなスケーティングで魅せ、ステップシークエンスでは最高難度のレベル4を獲得。今季は思うような演技ができない試合もあった中で、住吉本来の力を遺憾なく発揮し、72.91点で首位に立った。演技後には観客からスタンディングオベーションが送られ、住吉の目には涙が浮かんだ。「観客の方々からの歓声や拍手が本当にあたたかく感じられて、それに感動してしまいました」と語り、全日本での悔しさを晴らす会心の演技となった。

現役最後の全日本で自己最高の13位につけ、大学ラストイヤーで調子を上げている江川。冒頭の3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプを決めると、続いて難度の高い3回転ルッツも華麗に着氷。全てのジャンプを大きなミスなく終え、自身の名前の由来となったプログラム『アヴェ・マリア』を壮大なオペラの曲調にのせ、豊かな表現力で演じきった。現役生活も残るわずかとなる中で、好演技を果たし、住吉に次ぐ68.86点で2位につけた。

初めてのインカレとなった奥野。「演技始まった瞬間に足の震えが止まらなくて。初めのポーズから地に足がついてない感じで滑っていた」とかなりの緊張があったと話すものの、冒頭のダブルアクセルは華麗に成功。3本目の3回転フリップは2回転になってしまうものの最小限のミスで抑えた。レイバックスピンではレベル4を獲得し、初のインカレで奥野らしい堂々とした華やかなスケーティングで観客を魅了した。
[杉山瑞希]
試合後のコメント
江川
――現役生活も残り少ないですが、最後にどのような姿を残していきたいですか。
「必ずしも最後に完璧な演技ができるかと言われるとそれは分からないのですが、今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを持つのを忘れずに最後滑れたら良いかなと思っています」
――同期として4年間切磋琢磨してきた住吉選手と何か声を掛け合いましたか。
「そうですね。インカレは特に団体戦だと思っているのでみんなで支え合って、特にりをんちゃんとは同期で大学生活も支え合ってやってきたので(インカレは)お互い良い演技で終われたら良いかなと思っています」
住吉
――ご自身の演技を振り返ってみていかがですか。
「最後のステップで観客の方々から歓声とか拍手もそうですけど、すごく温かい何かを感じることができてそれに感動してしまって。なかなか自分の演技で応援してくださる声に対していい演技ができないというのが今まではあったのですが、感謝の気持ちを込めてステップを踏めてすごく気持ちよかったです」
――現役続行を表明してから初めての試合でした。
「そうですね。コーチや母からも、『大きな舞台でりをんがやりきった演技が見たい』と言ってもらえて。私がそう思えるのはもちろん全日本もそうなのですが、この悔しさを晴らすならやはり4年後だなと」
奥野
――初めてのインカレですが、雰囲気はいかがですか。
「リンクサイドで声出して応援してくれているので、すごく励みにはなりますし、少しそこで安心できてすごく楽しいです」
関連記事
RELATED ENTRIES

