京産大下し決勝進出 6年ぶりの早明での優勝争いへ/全国大学選手権
準決勝の相手は今年度1勝1敗の京産大。前半はペナルティーが少なく、試合を有利に運び27-7で試合を折り返す。後半は規律の部分に課題を残し、勢いを盛り返されるが点差を守り切り、37-19でノーサイド。昨年度の壁を越え、2020年以来の早大との決勝戦を決めた。
◆全国大学選手権 準決勝(国立競技場)
▼対京産大戦
〇明大37{27-7、10-12}19京産大
試合開始4分、スタンドオフ伊藤龍之介(商3=国学院栃木)がキックパスを選択するがつながらず。相手ボールになり10分近くまで攻防が続く。13分、スクラムハーフ柴田竜成(営4=秋田工)のボックスキックを右ウイング白井瑛人(商2=桐蔭学園)が競り合いにいき、京産大のノックフォワードを勝ち取った。その反則を皮切りに明大が優位に立つ。15分には「流すようなディフェンスだったので、自分の前も開くだろうと思ってプレーした。その結果いいランになった」(伊藤)と伊藤龍が大幅にゲインし、相手のハイタックルを誘う。ラインアウトからFWで攻め込み、右フランカー最上太尊(商4=仙台育英)がグラウンディング。好スタートを切った。19分には同点トライを許すも、22分に伊藤龍がスペースをつくり、パスを受けた左センター平翔太主将(商4=東福岡)が走り込んでトライを決め、点差を離した。勢いのままに26分、平翔が蹴ったハイボールを白井がケア。アドバンテージが採用され、セットプレーに。モールが停滞したのを見たフッカー西野帆平(文4=東福岡)が飛び出し、スコアを21-7にした。「モールの外側が煽られて割られ気味で、絡まれそうだったが相手が一人だけだったので取り切ることができた」(西野)。その後立て続けにペナルティゴールを狙い、前半を27-7で終える。「規律が良く、点差をつけられたことで、自分たちが理想としていたゲーム運びができた」(ナンバーエイト利川桐生・政経4=大阪桐蔭)。
後半5分、萩井耀司(商2=桐蔭学園)を投入した明大はBKの布陣を変形し、ハイパントを多用する作戦を遂行する。「クリーンキャッチはあまりできなかったが、プレッシャーを与えることはできた」(左ウイング古賀龍人・商1=桐蔭学園)との言葉通り、15分に白井がハイパントを蹴ると相手がノックフォワード。敵陣でのスクラムを勝ち取り、展開する。21分にはラックからこぼれたボールを柴田がキープし、トライ。「トライにつながったのは良いが自分たちのやりたい形ができたわけではないのでブレークダウンのところを修正していきたい」(柴田)。しかし残り時間が少なくなってきたところで明大のペナルティーが増えていく。「ファーストタックルが全体的に甘く、相手の流れにつかまれて自分たちの規律を守れなかった」(右センター東海隼・情コミ4=光泉カトリック)と29分にはラインが整わず、ギャップを突かれて追加点を許す。32分に明大はペナルティゴールで3点追加するも、キックオフ後すぐに外側を割られてトライされる。36分、マイボールラインアウトの後、柴田は裏へキック。トライエリアでバウンドしたボールを最上がキャッチし飛び込むが、惜しくもタッチを割っておりトライとはならなかった。38分、ギャップを突かれ、相手が一気に明大陣へ走り込むと相手のキックをエラーし、試合終了のホーンが鳴ったところでスクラムに。さらに明大はこれをコラプシング。ピンチを迎えるが決死のディフェンスで、ゲインを許さず最後は最上がスティールした。最終スコア37―19で決勝進出を決めた。
昨年度の雪辱を晴らし決勝へとコマを進めた明大。日本一を懸ける相手は因縁の早大だ。関西1位の天理大、昨年度王者の帝京大を下し、勢いを増しているが、「2回も早稲田と対決できるのは幸せだと学生たちに伝えたい」と神鳥監督の表情は変わらない。『完遂』まであと一つだ。
[近藤未怜]
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