村社組最後の大会は準V 中大にあと2点届かず/日本学生氷上競技選手権アイスホッケー部門
日本学生氷上競技選手権(インカレ)決勝戦は、昨年度と同じく中大との一戦になった。序盤は、明大のアタッキングゾーンの滞氷時間も長く、流れをつかんだ立ち上がりとなった。しかし、相手も強豪。強度のある反撃に逆転を許してしまい、悔しい結果となった。
◆12・24〜28 日本学生氷上競技選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ他)
▼12・28 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
明大3{2—1、0—3、1—1}5中大○
第1Pは、流れは明大にあった。積極的にアタッキングゾーンでの攻撃を繰り返す場面も多かった。その中で、開始5分30秒ほどで突入したパワープレー。一度大きく自陣にパックを戻されるも、自陣でパスを受け取ったFW西脇颯(文4=武修館)が突っ切り、ゴールラインを割った。その西脇からバックパスを受けた、DF村社海莉主将(文4=埼玉栄)が、ブルーライン付近からのシュートを決めた。先制点を獲得して勢いづくと、その後も果敢に攻撃の姿勢を崩さない。そうして小さなチャンスをつなぎ続け、DF木戸仁哉(文2=白樺学園)が相手GKの前に出たスキを突き、パックをゴールに入れた。中大相手に2点の差をつける展開に、ベンチも応援席も大盛り上がりとなった。しかし、終盤キルプレーの場面で1失点をしてしまう。だが、リードを保ったまま第1Pを終えることができ、雰囲気の良い立ち上がりとなった。
第2Pは、互いに拮抗(きっこう)する場面が多く続いた。5人がかりの攻撃はもちろん、1対1の場面なども見られたが、どちらもGKを中心にシュートをブロックし合う展開に。しかし、その拮抗が破られたのは開始12分ごろ。相手が、ロングパスからの1対1の攻撃を仕掛けてくる。シュートを放つと見せかけゴール脇までパックを運び、右から押し込んだ。テクニカルな攻撃を喰らい同点に追いつかれたその直後、まさかの連続失点が決まった。中央からのフェイスオフでパックが中大に渡ると、センターラインから放ったパックがゴールに収まった。衝撃の逆転にぼうぜんとするも、立て直して攻撃を仕掛ける明大。しかし、ピリオド終盤にまたも訪れた1対1を止め切れず、得点を許してしまった。第1Pとは打って変わって、リードを許して第2Pを終えることとなった。
第3Pはさらに激しさを増した。必ず追いつきたい明大と、追いつかせたくない中大。この状態で明大はキルプレーに入るという窮地に立たされたが、この2分間を守り切った。キルプレーが明けた後、リバウンドを中大から奪い、ゴール裏で体制を立て直す明大。一度中大にパックを渡しかけるも、攻撃の姿勢を崩さない。西脇が独走した1対1を外すも、その攻撃でGKを崩したスキにFW渡邉力輝(商3=埼玉栄)が右からパックを入れて追加得点を果たした。この時点で、残り時間は15分ほど。反撃に出るには十分な時間があった。途中、審議に入った中大のシュートは無効判定。まだまだ背中を追える範囲にあった。FW陣を中心とした果敢な攻めにより、何度もシュートモーションに入るがなかなか決まらない。そこで何としてでも追加得点の欲しい明大は、残り1分でのフェイスオフのタイミングでGK工藤授(政経1=駒大苫小牧)を下げて、6人攻撃を開始。2回ほど攻撃を仕掛けるが、相手によりアタッキングゾーンから大きく出されたパックが、エンプティーネットとなっていたゴールを揺らした。残り時間24秒のことだった。時計が再開した後も攻撃を仕掛ける明大だったが、左サイドで壁際に追い込まれ試合終了を迎えた。選手たちは相手陣の歓声を背に、氷上で膝をついていた。
ベスト6には村社、得点王には井口が選出された。チームの主力として下級生の頃から活躍した2人が個人賞を獲得した。
村社組での戦いはこのインカレが最後。春の秩父宮杯関東大学リーグ戦では、結果は準優勝ながらも無敗という戦績を残した。惜しくもタイトル獲得とはならなった1年だが、各試合で揺るがない強さを示し続けた1年だった。
このインカレを持って3年連続準優勝となってしまった明大。来年度こそ、栄冠を掲げることができるか。願いは後輩たちに託された。
[中川美怜]
試合後のコメントは、後日掲載いたします。
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