宮下ベスト8 日本代表の壁厚く/全日本総合選手権

2025.12.30

 大会も終盤に差し掛かった全日本総合選手権(全日本総合)。この日は準々決勝が行われた。宮下怜(政経4=埼玉栄)は男子シングルス準々決勝進出の8人の中で唯一大学生で勝ち残った。しかし日本代表で全日本総合優勝経験者の西本拳太(ジェイテクトStingers)に力及ばず、試合後は悔しさをにじませた。

◆12・24~30 全日本総合選手権(武蔵の森スポーツプラザ)
▼男子シングルス
宮下――ベスト8

 大一番に「自分のベストが尽くせたら」と臨んだ一戦。静まる会場で「ラブオールプレー」のコールとともに試合が始まった。試合は序盤から宮下が3連続ポイントでリードする。その後も着実に1点1点を積み重ねていき、宮下リードでインターバルへ。インターバル明けにも宮下のラケットワークが冴え、14点目には緩急を生かしたネット前に落ちるショットを決める。西本が一歩も動けなかったこのショットに、観客からはどよめきが起こった。しかしそこからは西本が日本代表の意地を見せる。宮下はミスに付け込まれ、14-13から怒涛(どとう)の8連続失点。前半のリードから一転、このゲームを失ってしまう。

 気持ちを切り替え挑みたい第2ゲームは、開始から苦しい展開となった。それでも左右に打ち分けるスマッシュや高身長を生かした角度のあるプッシュなどの攻撃を仕掛け反撃を試みる。しかしまたも連続得点を許し12-20で迎えたマッチポイント。宮下のラケットから打ち返されたシャトルは、ネットを越えず、ここでゲームセットとなった。「自分の攻めたいパターンを防がれて自分からミスをしてしまった。完敗です」。宮下にとっては実力の差を痛感する試合となった。

 個人としては国際大会出場や全日本学生選手権優勝、団体でも秋にはチームをリーグ優勝に導いた。「大学4年間でいろんなことを学んできた。環境も実業団や他の大学に比べてあまり良くない部分もあったが、仲間たちと切磋琢磨してやってこれて強くなれた」。卒業後は実業団で競技を続ける。明大での4年間を糧に、エースは新たなステージへと羽ばたいていく。

[吉㟢帆奏]

試合後のコメント
宮下

――今日の試合を振り返っていかがですか。
 「1ゲーム目の中盤までは接戦でしたが、そこからは一気に離されてしまいました。自分の攻めたいパターンを防がれて自分からミスをしてしまい、完敗です」

――来年度からステージが変わりますが、どのようにプレーしていきたいですか。
 「実業団に入ってまたプレッシャーなども違うと思いますが、楽しみながらやることを忘れずに頑張っていきたいです」

――今後に生かしていきたいご自身の強みを教えてください。
 「上からの攻撃と、どんな状況でも楽しくバドミントンをするということです」