3選手が1500メートルに出場 粘り見せるも入賞ならず/全日本選手権
全日本選手権2日目が行われ、男子1500メートルには菊原颯(政経3=市立長野)、佐藤太陽(法3=帯広三条)、佐々木翔夢(政経2=小海)が出場。3選手はいずれも粘り強い滑りを見せたものの、表彰台には届かなかった。
◆12・26~28 全日本選手権(エムウェーブ)
▼男子1500メートル
佐々木――9位、1分47秒55
佐藤――20位、1分50秒79
菊原――21位、1分50秒82
1組目として出場した菊原は、抽選の結果により単独滑走となった。「分かっていたことなので、気持ちは準備できたつもりだったが、やはり難しかった」(菊原)と、思うようにリズムがつかめず。不運も重なり、目標としていた1分50秒切りには届かなかった。続く3組目として出番を迎えた佐藤は、序盤こそ順調な滑り出しを見せたものの「700メートル地点からペースが落ちてしまった」(佐藤)と中盤以降に失速。菊原と同様、理想とするタイムを残せなかった。
最終滑走となる11組目には佐々木が登場。前日に5000メートルを制し、個人2冠を狙う明大のエースだが、序盤からギアが上がらず。「自分ではスタートの感覚は良かったが、映像を見返すと少し遅かった」(佐々木)。持ち味である中盤以降の追い上げで巻き返しを図ったものの、上位陣には及ばす9位に終わった。
今大会を終えた菊原と佐藤は、次戦となる日本学生氷上競技選手権(インカレ)へ早くも視線を向ける。「学生にとって一番大きな大会。これから1週間、しっかり練習して臨みたい」(菊原)。一方、佐々木は大会終了後に発表される五輪代表の内定が濃厚とみられる。「もし決まったら、本当に世界に勝つ気で全力でやっていきたい」(佐々木)。それぞれが課題と手応えを胸に刻み、明大を背負う3選手は新たな戦いに挑んでいく。
[李翔恩]
試合後のコメント
菊原
――今大会の結果をどう受け止めますか。
「最下位で悔しかったというのもありますし、目標としていた数字に届かなかった悔しさも大きかったです。チームメートの滑りを見ていると、自分だけでなく、みんなにももっと頑張ってほしい気持ちになりました。」
佐藤
――今後に向けての意気込みをお願いします。
「やはりこういう重要な大会でもっと結果を残さないといけないと思います。インカレでは去年以上にいい順位を取って、表彰台に乗れるように頑張ります」
佐々木
――レースを振り返っていかがでしたか。
「今日はもう実力不足の一言ですね(笑)。最初から全力で行こうという気持ちで臨みましたが、それでも足りないところはありました」
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