日本選手権1回戦 大差で勝利/日本選手権

2025.12.18

 11月上旬に行われた全日本学生選手権(インカレ)優勝を受けて、日本選手権の出場権を獲得し、1回戦が行われた。前半はミスが目立ったものの24―12の大量リードで折り返す。後半もメンバーを変え、リードを広げたまま48―24で大勝を飾った。

◆12・17~21 日本選手権(マエダハウジング東区スポーツセンター他)
▼12・17 1回戦 対KIZUNA戦
〇明大48{24―12、24-12}KIZUNA

 試合開始40秒、初得点を決めたのは明大だった。近藤佑樹(農4=春日丘)がシュートを決めると、直後の守備ではGK坂本京介(営1=洛北)がセーブを決めると→、速攻で向谷内海都(営3=氷見)が得点。攻撃時の連続ミスで5分に3―3の同点に追いつかれるが、10分には小嶋悠斗(営3=市川)の連続シュートを含む4連続得点が決まり一気にリードを5点に広げる。20分には速攻で崎前風諒(政経3=北陸)がシュートを試みるも失敗。しかし跳ね返ったボールが近藤の手元に行き得点が決まる。互いにミスが重なる場面もあったが26分にはわずか1分間で3連続得点を果たす。さらにラスト30秒ではGK坂本からのロングパスを近藤が完璧にゴールネットを揺らした。ここで明大の守備で前半が終了するかと思われたが、再び同じシチュエーションで近藤がスピンシュートを決めホーンが鳴った。24―12で試合を折り返す。

 後半も試合を優位に進めた。相手の攻撃に始まり、得点されるも「今日は本当に調子が良かった」と語る後藤圭汰(営4=高知中央)のゴールを皮切りに、向谷内、小泉涼太(農3=藤代紫水)が続き、3連続得点。後半15分以降は途中出場のオフェンス陣が躍動した。16分に山本達毅(政経1=マリスト学園)のシュート後、約2分間両チームとも得点に至らず。それでも18分に松本想(営2=法政二)がゴールを沈めると、20分には細野聖太(政経4=春日丘)が得点。その後は山本達と細野を中心に得点を重ねた。一方ディフェンス面では連続得点を一度も許すことなく試合を運び、相手を突き放した。最終的に24点差をつけ、48―24で1回戦を突破。プレーヤー・オブ・ザ・マッチには今試合チーム最多の9得点を挙げた近藤が選出された。

 2回戦では、ジークスター東京を相手に迎える。「自分たちがやれることを思いっ切りぶつけるというのを意識して頑張りたい」(後藤)。インカレを制した明大が、リーグHに所属するチーム相手にどんな試合を展開するか注目だ。

[堀口心遥、木曽琴乃]

試合後のコメント

後藤
――例年であればインカレで引退という形だと思いますが、日本選手権に向けてどのように過ごしていましたか。
 「この時期までやるというのが初めての経験でもあって、なんか新鮮で。でも組み合わせが決まってから(2回戦の相手が)ジーク(スター東京)となって、やれることはぶつけたいなと思って。最後で集大成なので、この試合に向けて頑張りました」

細野

――得点を決めたシーンで特に良かったプレーはありますか。
 「基本プレーは覚えていないんですけど、シュート決めた時はやはり心の中でファーっと、喜びがもう上がってくるというか、こみ上げてくるのはありました」