3戦連続クリーンシート! 2-0で東海学園大下す/全日本大学選手権大会

2025.12.16

 決勝ラウンド2戦目は東海学園大と対戦した。前半から主導権を握ると2得点を奪うことに成功。その後もディフェンスが光り、完封でグループステージ2勝目を挙げた。

 開始7分、試合が動く。ロングスローを前澤が頭で落とし、坂上がフィニッシュ。前節に引き続き得点を決めた。さらに30分、ゴール前のこぼれ球に前澤が反応。ハーフボレーで豪快にネットを揺らしてみせた。「インカレは3年生がどれだけチームのためにやれるかが優勝に向けて重要になってくる。(前澤)拓城も自分も決めてチームに貢献できたのはポジティブに思う」(坂上)。3年生FW2人の活躍で点差を広げた。

(写真:先制点を決めた坂上)

 2点リードで迎えた後半。57分にカウンターから真鍋が一気に駆け上がるも、シュートは惜しくもクロスバーに。中盤に差し掛かると相手に押し込まれる時間帯もあったが、ディフェンス陣の奮闘でここを切り抜ける。その後は両者しチャンスをつくるなど拮抗した時間が続いた。「この大会は失点0でいくと選手に伝えている。貪欲にゴールを狙えて、守備も結構安定している。(相手を)0に抑えて(攻撃では)複数得点を挙げられて今のところは順調」(池上寿之監督)と前半の得点が試合を優位に進め、無失点勝利につながった。

(写真:ボールを運ぶ藤森)

 インカレ初戦から3試合続けて好調を見せる明大。しかし今節は前半の立ち上がりの悪さを克服した一方で、後半の決定力という課題を残した。次戦の相手は関東大学1部リーグ戦で1分1敗と苦戦を強いられた東洋大。この勢いのまま相性の悪さを克服できるか、期待が懸かる。

[藤原茉央]