
準決勝敗退、最多優勝明け渡す/全日本学生優勝大会
「学生タイトルは今しか取れない、だから取りたい」(上川主将)というように今年は主将にとってのラストイヤー。それだけでなく東海大に優勝回数で15回と並ばれているだけに、なおさら負けられない。部員たちも「この大会は別格」(吉井・法4)と高いモチベーションで本戦に挑んだ。初戦は初日の24日、2回戦は2日目の25日、それ以降は最終日に行われた。本学はトーナメントで恵まれたこともあり、順調に勝ち進んでいった。初戦の防衛大戦を7-0、2回戦の順大を4-1、4回戦の名城大を6-0、5回戦の埼玉大を5-0で撃破し、準々決勝の中大戦を4-1で撃破し、準決勝に駒を進めた。
そして迎えた準決勝では国士大と対戦した。先の東京学生優勝大会でも敗れた相手でもある。まず兒玉(政経2)が90㎏級の実力者である春山と対戦。苦しい場面がありながらも攻めの姿勢を崩さず、引き分けとすると、続く原田(法4)も引きわけ。前回敗れ2人が奮闘した後、今大会も好調であった渡辺(法3)が続く。しかし、開始35秒で小内刈りでの一本で、まさかの敗戦。このまま主導権が国士大に移るかに見えたが、今年から団体戦に出場した寺﨑(政経2)が奮闘する。崩れたところから強引に払い巻き込みで持っていき有効。このポイントを守り抜き、優勢勝ちとし次につないだ。次の3将戦では菅原(政経3)が国士大のエース・百瀬と対戦。90㎏級菅原と100㎏超級百瀬の対戦になる。大きな実力差がありながらも、2分以上持ちこたえた。が菅原が一時引いたところを払われ、送り足払いで一本。1-2で国士大のリードとなる。続くは副将で上川主将が佐藤と対戦。相手の技で体が浮き、会場から歓声が沸くも、本大会で多用している寝技で相手を確実に仕留め一本。2-2でタイとして大将に吉井(法4)につなぐ。しかし試合中盤の小外刈り奪われ、苦戦。白熱した試合になるも、相手のリードを奪い返せず敗退。2-3の僅差で本学は敗退した。
本大会の最多優勝を東海大に奪われた本学。例年にない好メンバーで挑んだものの、王座をつかみ取ることができなかった。残る団体戦は秋に行われる体重別団体戦だ。軽量級には三枝(商4)、海老沼(商4)、六郷(政経2)が控えている。勝負の場所は尼崎。上川主将のラストイヤーの結末はいかに。
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