
前期最終節を勝利で飾る/関東大学1部リーグ戦
立ち上がりから専大ペースでゲームが進んだ前半。何度もピンチを迎えるがGK高木(文2)が堅い守りでゴールを許さない。攻撃面では果敢に攻め上がるもフィニッシュまでたどり着かず。その中で一瞬のスキを突いた小林(政経3)が右サイドからゴール前にグラウンダーのパスを入れ、それに田中(恵・営2)が反応し、ゴール。しかし、喜びもつかの間、直後に1点を返され1-1の同点のまま前半を終えた。
後半は本学もだいぶボールがつながるようになり、チャンスもシュート数も増えた。そして後半15分、粘り強く攻めていった本学はCKを獲得。宮阪(文2)が放ったボールはゴール前の混戦の末、オウンゴールという形で2点目となった。その後、本学は負傷者が相次ぎペースを乱したものの、「勝ちたい」という強い気持ちで最後まで走り続け、2-1で専大を振り切った。
勝利から遠ざかっていた中で迎えた前期日程の最終節。あまり良かったとは言えない試合内容だったが、「魂の勝利だった」(神川監督)というように、気持ちの強さが勝利につながった。また、本学にとって、前期最終節を勝ち点20以上で終えるのは史上初であり、後期に向けて弾みのつく結果となった。負傷者が続出し、守備面での課題も残った前期。コンディションを上げて、修正を重ねれば、後期でさらに強い明大サッカーが見られるだろう。また、13日から始まる総理大臣杯の関東代表決定戦での活躍にも期待がかかる。
試合後のコメント
「相手の方が攻撃も上手かったし、出足も良かった。それでも明治魂で勝った。こういう勝ち方をするのが明治のサッカー。やっとその明治らしさを出すことができた。ハーフタイムでのコーチの的確な指示によって後半は見違えるようだった。どれだけ走れるか、どれだけやれるかがカギだった。前期に7勝できたのはとても良かった。後期はさらにグレードアップしたチームになる」
田中(政)主将
「中2日で体が重かった。ハーフタイムのげきを受けて気持ちで勝った。記録をぬりかえるために、何としても勝ち点を奪いたかったから良かった。DFに課題が多く、失点を減らすためにも夏の練習に耐えて守備を強めて、後期にはもっといいサッカーをしたい。総理大臣杯はどうしても出たいので、それまでにしっかり準備していきたい」
山田(政経3)
「とりあえず勝ちたかったから勝てて良かった。相手が前線からガンガンきたのでリズムがつかめなかった。それでも自分たちのサッカーができるようにして、ボールをもっと保持しなければいけない。前半に失点したがそれより前に先制していたので慌てなくてすんだ。総理大臣杯はいい経験になると思うし、2つ勝つつもりでやりたい。(ユニバ日本代表候補選出については)ユニバーシアードに出るのは目標だったし、まだ最終メンバーに選ばれるかわからないが、明治の代表としても頑張りたい」
田中(恵)
「自分たちのペースではなかったが、苦しい中でも点が取れて良かった。得点シーンについては、センタリングが上がってくるのを信じて飛び出した。相手の縦の動きが早かったので守備に追われてしまった。もっとパスをつなぎ、明治らしい動くサッカーを突き詰めたい」
高木
「最後だし、2連敗していたのでとにかく勝とうという感じだった。前節はミスが多かったので気を引き締めて、今日は安定したパフォーマンスができた。後期は流経大に追いつくためにも勝ち続けるしかない。(総理大臣杯ではPK戦の可能性もあるが)できれば普通に勝ちたい。PKには自信があるので、高いモチベーションで練習を頑張る」
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