
1年生活躍し男女共に優勝/関東学生選手権
スピンのミスが大きく影響してしまった國澤は、納得のいく演技を披露することはできなかった。体調不良のせいもあり、4位という結果に終わる。
「氷が固いし、空気が薄いし、滑りにくかった」と言いながらも佐々木は堂々の1位を獲得した。軽快なリズムを刻みながらスピード感あふれるステップを披露し周囲を魅了。2位と10点以上もの差をつけ、圧倒的な実力を見せつけた。しかし、「ステップを重視した。ジャンプを取り入れたらもっといい」と自分の演技に満足はしていない。向上心を絶やすことなく今大会での課題を成長の糧としてほしい。
多忙で練習が思うようにできなかった鳥居は、まず始めに「周りの支えがあってスケートを続けることができた」と感謝の気持ちを口にした。「演技が体に染みていた」とこれまでに積み重ねてきた努力を実感し、3位入賞を果たした。「今までのように滑ることができるよう頑張りたい」とシーズンに向けて意気込む。
黒い衣装をまとい、大人らしい演技を披露した高山は見事1位を獲得した。安定感のあるジャンプと持ち前の表現力を発揮し、周囲を魅了。しかし、高山は「今日の演技は50点」と自分に対して厳しさを見せた。「前半しか滑り込めなかった。後半も滑り切りたい。シーズンに向けてまだまだだ」と更なる高みを目指す。
「後半ぐだぐだした演技となってしまった」と悔しさを見せたのは2位に入賞した石川。「細かい表現は昔より意識できる。スタミナの問題だ」と体力面での課題を残した。今後に向けて「難しいステップを入れてもジャンプを決めたい」と前向きに語る姿は頼もしい。
かわいらしい演技で周囲を楽しませてくれた望月は8位に入賞。「最近はジムに通っていたが、滑り込めていなかった」と悔しそうに語った。しかし、「夏に頑張ってフリップを成功させたい」と望月は気持ちを新たにし、次に動き始めている。
男女共にアベック優勝、団体優勝を果たし、好成績を残した今大会。しかし、現状に満足することなく前に前に向かう選手たちの姿勢に更なる成長が期待できるだろう。
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