佐藤スタオベ2位発進! 日本開催「楽しく滑っていきたい」/GPファイナル
12月4日、IGアリーナでGPファイナル(グランプリファイナル)シニア男子SP(ショートプログラム)が行われた。10月のGPシリーズ中国杯で優勝、11月のNHK杯で2位の佐藤駿(政経4=埼玉栄)は、98.06点で2位発進。100点に迫る会心の演技に手応えを口にした。
◆12・4〜6 GPファイナル(IGアリーナ)
▼12・4 シニア男子SP

2017年以来8年ぶりの日本開催となったGPファイナル。昨シーズン同大会銅メダリストの佐藤は、4番滑走でSPに臨んだ。「やはりGPシリーズより緊張はしている」といった面持ちを明かしたが、冒頭の4回転ルッツを難なく着氷。前日の公式練習から大きな過失なくまとめていた勢いそのまま、以降も繊細に『Ladies in Lavender』を演じ切った。98.06点で2位につけ、国旗やタオルで彩られたスタンディングオベーションに両手を挙げて応えた。
演技後には「(まだ滑りは)見ていないんですけど、結構頑張ったと思う(笑)」と語る一方で、わずかに届かなかった100点台にも「かなり意識している」と表情を引き締めた。鍵山優真(中京大)やイリア・マリニン(アメリカ)らと熾烈(しれつ)な争いを繰り広げ、SP好発進を見せたが「やはりジャンプも4回転を増やしていかなきゃいけないなという思いもある。ジャンプの質であったり、ファイブコンポーネンツの部分。そこがまだまだ全然足りていない」と自身の課題も指摘。早くも先を見据えていた佐藤は「(トップの選手に)今大会で近づいていけるように頑張りたい」と覚悟を示した。FS(フリースケーティング)では、渾身(こんしん)の『火の鳥』で表彰台を狙う。
[橋本太陽]
演技後の囲み取材
佐藤
ーーやはり100点は意識されていますか。
「かなり意識している部分ではありますし、去年のブロック大会(東京ブロック)の後、国体(国民スポーツ大会)で出していたので、やはり国際大会で出したいなという気持ちは強いです」
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