中央学院大にストレート勝ち! 失セット0で準々決勝へ/全日本大学選手権
大学バレーの1年を締めくくる全日本大学選手権(全カレ)が開幕した。3回戦では、強豪・東海大を破った中央学院大と対戦し、明大は危なげないストレート勝利で準々決勝進出を果たした。
◆12・2〜7 全日本大学選手権(大田区総合体育館他)
▼12・4 対中央学院大戦(大田区総合体育館)
◯明大3{25-17、25-13、25-15}0中央学院大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
第2セット
成村航希⇄山田美雄(文4=東福岡)
第1セットは、序盤こそ相手と拮抗(きっこう)する展開が続いた。しかし、サーブで崩しにいく姿勢を貫き、佐々木の好レシーブから荒井がクロスに打ち抜くと、流れは一気に明大へ。「サーブでしっかり攻めることができていたのは良かった」(近藤蘭)と冷静に振り返った。中盤以降はブロックも機能し、終盤までリズムを手放さず25-17で第1セットを先取した。
第2セットでは、近藤蘭が的を絞らせない配球で攻撃を散らし、佐々木の強烈なアタックや黒澤の奮闘で、テンポよく得点を重ねた。相手に反撃の糸口を与えることなく、25-13でセットを連取した。
第3セットも明大の勢いは衰えない。序盤からサーブで揺さぶりをかけ、ラリーで点を取り切る粘り強さが際立った。途中出場の山田の献身的なプレーをはじめ、多彩な攻撃が決まり、相手を完全に翻弄(ほんろう)する展開となった。最後まで主導権を渡すことなく、25-15で締め、危なげなくストレート勝ちを収めた。
今年はここまで失セット0。昨年も敗れるまでは全試合ストレート勝ちだったものの、今年はそれを上回る相手を20点台に乗せない圧倒的な強さを見せ、盤石の内容で勝ち進んでいる。リザーブの選手も多く起用しながら余力を残して勝ち上がれている点は大きな材料だ。次戦の相手は国士館大。昨年度に悔しい敗戦を喫した準々決勝と同じ舞台である。悲願の全カレ優勝へ、明大の挑戦は続く。
[下田裕也]
試合後のコメント
近藤蘭
――準々決勝への意気込みをお願いします。
「明日はベスト8の試合で、勝てばベスト4に進めます。一昨年も昨年もベスト8で敗れているので、4年生として責任を持って臨まなければいけないと思っています。これまで積み重ねてきた先輩方にも、ベスト8の壁を越えたといういい報告ができるよう、まずは明日の試合をしっかり勝ち切りたいです。もちろん優勝を目指しているので、そこにつながる試合にしたいです」
黒澤
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「相手は昨日フルセットを戦っていて疲労もあったと思いますが、その中でもしっかり3―0で勝ち切れたのは良かったです」
渡邊
――ご自身の強みについて教えてください。
「自分の強みは、高い打点からのスパイクです。それに加えて今はサーブを強化していて、今日はあまり効果を出せませんでしたが、次の試合ではサーブでチームに貢献できるようにしていきたいです」
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